植治さんと 洛翠庭園を歩きました!

春の訪れを感じる今日、カッパ研究会の仲間と洛翠庭園を訪れました。
それもなんと、造園植治十一代小川治兵衞さんにご案内頂いたのです!(感涙)
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「植治の庭」といえば、明治時代に七代小川治兵衞が作庭した庭で、平安神宮や無鄰菴など有名なものがたくさんあります。明治時代に琵琶湖疏水が完成し、水を庭に巡らせることができるようになったことは、庭作りにとって大きな変化だったのですが、さらに七代目は伊能忠敬の日本地図から琵琶湖の形を知り、琵琶湖を庭に作ったというのですからすごいです!
そんな見所があるのが洛翠庭園で、琵琶湖から疏水を通じて流れてくる水を池に取り入れ、それがさらに白川→疏水→鴨川→淀川へと流れていくことを思うと、まさに琵琶湖の支流!最初の施主は、琵琶湖の汽船や鉄道事業に関わっておられたので、施主の思いが生かされていたのだそう。この小さな琵琶湖には、瀬田の唐橋に当たるものはもちろん、当時ない近江大橋や琵琶湖大橋まで作られているのですから驚きます。戦後、施主が変わって植治の手を離れてしまいましたが、5年ほど前に十一代によって復元され、一般公開されるようになりました。
心地よい春の日差しの中、植治の庭作りの心についてお話を聞きながら庭を歩くと、なんだか別のものが見えてきました。水のせせらぎ、岸辺の石組み、樹木の一本一本にいたるまで、作り手の心が感じられます。そしてその作り手が一番大切にしているのは、施主の心なのです。ですから、同じ庭でも施主によって全く違う表情になるのですね。
f0135222_21131336.jpg現在の洛翠庭園は、お食事処、宿の庭として多くのお客様をもてなす庭です。また、利用客もスタッフも女性が多いということから、女性好みの明るさを取り入れているのだとか。
特に、池のほとりの芝生に座ると、ひときわ水が明るく、空が広々と見え、いつまでもこうして座って十一代のお話をお聞きしていたい気分でした。

実はたいへん残念なことに、洛翠は5月10日に閉館するのだそうです。
みなさん、ぜひその前に、洛翠庭園にいらしてください。一般公開は普段から行われています。5月6日(祝)には十一代小川治兵衞さんにご案内頂く企画もあるそうですので、洛翠のホームページをご覧ください。春の行楽シーズンのお散歩に、いかがですか?
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by kira_hoshi | 2009-03-08 21:22 | 京都
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