イーハトーブの夏休み②

朝、7時前の京都発のぞみに乗ると、12時前には新花巻、そして午後1時前には民話のふるさと遠野に着いていました。遠野を訪れるのは3回目。カッパ淵のまぶりっと(守り人)の方のお話を聞いたり、正部家ミヤさんの語りを聞いたり・・・。考えてみると、いつも「聞く」ことが目的です。
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そういえば、遠野では見て面白いものもあるけれど、そこで地元の方からお話を聞くともっと心に残る旅になる・・・そんな気がします。今回は、遠野市役所の石田久男さんのご案内で、行政の方や語り部の方からお話を聞く機会を頂き、遠野の町が今まで以上にすてきに感じられるようになりました。
なぜなら、行政の方々は「人が財産」と言うし、観光に関わるボランティアさん達は、行政を信頼してのびのびとそれぞれの役目を楽しんでいる様子で、市民と行政の関係がとてもホットなんです。そんな町ってすてきじゃないですか!f0135222_2350778.jpg
江戸から明治時代の曲り屋を移築した「遠野ふるさと村」には、まぶりっとさんがおられるのですが、本当にその家の主人のように観光客にお茶をふるまいます。初めて来たお客さんも、心なごんで溶け込んでしまう雰囲気です。観光に来たというより、懐かしいふるさとに来たような・・・そんな気持ちになるのは風景のせいばかりでなく、温かい人がいるからなのですね。f0135222_2357075.jpg

人と言えば、「遠野物語」で有名な遠野には、語り部さんがたくさんおられます。今回お話を伺ったのは、「いろり火の会」の工藤さのみさん。駅のすぐ隣の観光協会の1室では、この会の皆さんが昔話を語ってくださいます。観光客にとっては、遠野の語りをまず味わうことができるスポットになっています。10年、語り部の活動をされてきてご苦労もあったと思いますが、活動を理解してくれる行政を信頼して続けて来たとおっしゃっていました。やはり・・・ホットです!
遠野では今、「語り部」1000人プロジェクトが進んでいます。昔話だけでなく、食や郷土芸能、生業など他の分野の「語り部」を育成してまちなかの賑わいを目指すものだそうです。「人」が遠野の大切な資源なのだそうです。
そして来年は、遠野物語百周年。石田さんの部署も「遠野物語」100周年プロジェクト推進室で、それについてもお話をお聞きしました。すでにいろいろな行事が始まっていて、その中には、小学生や市民の皆さんによる「遠野物語」を題材にした催しもあり、市民が主役という感じで、なんだか、とても楽しそうです。また遠野にも行きたいです~!ザシキワラシやカッパもいいのですが、今回お話をお聞きした皆さんにまたお会いしに・・・。
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by kira_hoshi | 2009-09-03 23:53 | 宮沢賢治
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