賢治さんの七十七回忌。

今日の比叡山、素晴らしい秋晴れでした。
京都の町は気温が高かったのですが、お山に上ったら心地よい風が吹き、もうすっかり秋が来ているようです。五連休中日の根本中堂は、たくさんの観光客でにぎわっていました。そして、法要に参列する方も・・・今までの倍の80人ほど。それも、秋田や高知、長野・・・など遠方の方も多く、過去2年とは違う雰囲気でした。でもいつもの通り、厳かな読経で始まり、散華が舞い・・・参列者による献花と焼香が行われました。

今年は、賢治さん、清六さんの後、小野誠関西宮沢賢治の会・前会長のお名前も呼ばれました。奥様の祖父が盛岡での賢治さんの身元保証人だった、という前会長、昨年賢治忌を前に他界されたのですが、訃報はご遺言で伏せられたまま法要が行われたのでした。そのことを後から知って、とても心が痛みました。折に触れてお葉書を頂戴し、お人柄にふれていただけに、本当に淋しいです。ご冥福をお祈りします。

今年は、午後の講演会講師からのリクエストで「永訣の朝」を朗読しました。とにかく心を真っ白にして、言葉に向かいました。賢治さんの詩碑に向かって、他には何も見えず、賢治さんの言葉に集中して、自分の声だけを聞き・・・ただただ、無我夢中でしたが、心はとても静かでした。
その後、三宅かおりさんのチェロ伴奏で参列者の皆さんと「星めぐりの歌」を歌った時は、すこしほっとしていました。・・・で、歌詞を間違えてしまいました!賢治さん、ごめんなさい~!
秋晴れの下、大勢の参列で、きっと賢治さんよろこんでくださったことでしょう。
午後からは、ロシア国立モスクワ・スリコフ芸術大学名誉教授の村岡信明先生の講演会、『北方芸術の視座から語る「宮沢賢治創作の背景」』。美術がご専門家でいらっしゃるのですが、哲学や心理学、音楽にもお話が及び、とても興味深くお話を伺いました。賢治の作品を読みながら、頭の中に浮かんで来る風景の謎が、少し解けたような気がします。ただただ好きで読んでいる私ですが、どうして好きなのか・・・ひとつわかりました。賢治さんの言葉が連れて来る、風景が・・・好きなのです。それは、ほとんどはイーハトーブの風景なのでしょう。ああ、また行きたくなってきました(笑)。
京都は、夜になってにわか雨があり、夜気がひんやりしています。
花巻の賢治祭は・・・もうそろそろお開きの時間ですが、どうでしょうか?
いつかまた、賢治祭にも参加したいものです・・・。
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by kira_hoshi | 2009-09-21 20:51 | 宮沢賢治
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