賢治の幻想

昨日、京都府民ホール“アルティ”で行われた「創作音楽劇 賢治の幻想」を見てきました。
アルティは、生音の響きがとてもよくクラシックのコンサートがよく行われるホールです。今回はアルティ完全オリジナルの「宮沢賢治の世界」を創造するというのですから・・・ちょっとドキドキしながら会場に向かいました。

ホールに入ると、客席が能舞台のように左右にも設置され、舞台は低く、その少し上にオーケストラ席が設けられていました。今回、京都の作曲家、西邑由記子さんのオリジナル曲を7人編成のオーケストラが奏でるのです。
そして、舞台のバックには大きな山の影が・・・岩手山を模したものでしょうか、とても存在感がありました。
最後の方には、星が流れたり、黄色い大きな月が出たりて・・・この演出もすてきでしたし、その他の舞台セットがとてもシンプルでよい感じでした。

「土神と狐」「鹿踊りのはじまり」「なめとこ山の熊」の3つのお話を、音楽と芝居で表現するものだったのですが、物語が進みながら音楽が入る構成は頭の中にす~っとイメージが入ってよかったです。オーケストラの皆さんも、物語の一部にすっかりなっていて、メロディーも物語を語っているようでした。
芝居は、狂言師と役者のみなさん。大蔵流狂言師・網谷正美さんの狂言は何度か拝見したことがあるのですが、お芝居は初めて拝見しました!「なめとこ山」の小十郎は、なんだか真に迫っていて、小十郎そのものでした。
狂言で型が身についていらっしゃるだけに、動きの一つひとつが印象的。客席から小十郎の一挙一動に注目してしまいました!
「鹿おどり」の鹿たちも、かわいかったり面白かったり・・・。役者さんが生き生きとしていて、見ていて楽しかった。
「土神」は、土神、狐、樺の木、それぞれのイメージが具体的になりました。
セリフのやりとりがとてもロマンチックで、改めて、この物語の面白さに気づきました。
途中の、トシと賢治のやりとりが幻想的。ソプラノの日紫喜恵美さんの歌声はとても印象的で、物語のアクセントになっていました。

f0135222_1020381.jpg約2時間、「賢治の幻想」にひたっての帰り道、ますますイーハトーブホームシックになってしまいました~!(泣)そうでなくとも恋しくなっていたのに、さらに・・・!
去年は2月の初めに訪れたのですが、珍しく雪が全然なくて胡四王神社からの眺めも春のようでしたが、今年は雪のお正月だったそうで・・・積もっているでしょうね。
ああ神様、私に「どこでもドア」をください~!!
[PR]
by kira_hoshi | 2010-01-10 10:22 | 宮沢賢治
<< 初詣はゑびすさん!? 京都の観光ガイド、都草の皆さん! >>