宮沢賢治の時間 4回目

先日、6年生のところに行ってきました。
同じ学校に3年おじゃましていますが、今年の6年生はなんだか大人のような気がして、思い切って「なめとこ山の熊」に挑戦!難しい物語なのですが、とてもよい話なので。
でもやはり30分の物語は長すぎますし、耳で聞いてわからない言葉や難しい言葉が出てきますので、こどもたちには辛かったと思います。読みながら皆の様子が伝わってくるので、私も辛かったです(笑)。こどもたちの顔を見ると、プレッシャーを与えそうなので見ないようにして、ただただ最後まで読むことに集中しました。きっと、6年生にはあまり楽しくない時間になってしまったかも。私も、「なめとこ山」は大人対象に読んだことはあるのですが、こどもだけは初めてでしたので、良い経験になりました。

賢治さんの物語を楽しんで欲しい・・・と願いながら読んでいるのに、今回は楽しんでもらえたかどうか・・・。
でもある意味、こどもたちにとって心に残る時間だったかもしれません。
わからないこと、というのも実は強烈な印象を心に刻むものですから。
そして、将来、またどこかでこの物語に出会うことがあれば、その時はもっと深く心に残るでしょうから・・・。
そう思うと、いつもいつもわかりやすいものばかりを選択してはいけない、と思うのです。
そして私は、決してうまく読もうとしてはいけない。ただ無心になって、一生懸命に言葉に向き合わなければ・・・と思うのです。

先週、他の学校で「虔十公園林」を読んでいたら、言葉がだんだん心にしみてきて、泣けてきてしまいました。うまく説明できませんが、「心にしみる」というのはこういうことなのだと思いました。
きっとあの時私は、無心に言葉と向き合っていたのだと思います。

今年度もあと2ヶ月。
今年も、また6年生とのお別れが近づいてきてしまいました・・・。
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by kira_hoshi | 2010-01-28 00:45 | 宮沢賢治
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