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イーハトーブの雛祭り ⑤

大迫でのお楽しみは、手作りの大型紙芝居!
それも地域に伝わる伝説を、大迫の言葉で・・・というのでとても楽しみにしていたのです。イーハトーブの雛祭り ⑤_f0135222_2320897.jpg
大迫の図書ボランティア・たんぽぽの会を中心に、制作から上演まで多くの方々が携わっています。小学生や高校生も制作や語りに参加しているというのも、すてきなことだなあと思いました。
写真は、たんぽぽの会の皆さん。あったか~い方言の紙芝居は、悲しい話もふわりと心に優しく届きました。何よりも、みなさんがとても楽しそう・・・。お客さんも、よいお顔で聞いておられました。
大迫には230もの伝説があるとか。その中から30ほどが大型紙芝居になっているそうですが、作るの大変ですよね・・・。でも東和図書館でお手伝いして思いましたが、皆で作ると楽しいことがたくさんあります。そして、できたものは残ります。次の人へと引き継がれていきます。民話や伝説というのは、昔からこのようにいろいろな形で継がれてきたのですね。そう思うと、物語の力はすごいものだな~と改めて思います。

イーハトーブの雛祭り ⑤_f0135222_2320549.jpgところで、今回は雛祭りめぐりがメインだったのですが・・・「早池峰と賢治の展示館」で賢治さんに会うことができました!この建物は旧稗貫郡役所を復元しており、大迫に行くことがあったら、一度訪ねてみたいと思っていたのです。早池峰賢治の会の方のお話がとても興味深く、つい長居をしてしまいました。一昨年、早池峰山に登りましたが、その時には登るだけでせいいっぱいだったんです。早池峰と賢治さんのことを知るにつれ、再び早池峰に行きたくなりました。


イーハトーブの雛祭り ⑤_f0135222_23214652.jpg旅の最後に、花巻新渡戸記念館にお連れ頂きました。記念館は広々とした景色のよい場所にありました。記念館の方の説明のおかげで、それまでは「五千円札の人」としか知らなかった新渡戸稲造の人となりが、とてもよくわかりました。次回は庭などもゆっくり散策したいです。
最後の最後に・・・先生にお願いして宮沢賢治記念館にお連れ頂きました。閉館時間にバタバタと「こんにちは」「さようなら」を言いに行っただけですが、胡四王山のひんやりした空気を吸ったら気分がす~っとしました。やはりここは、何かが違います・・・。

ご報告がすっかり遅くなりましたが、この旅は3月1日発~3日のできごと。たくさんの方々にお会いし、おしゃべりし、お雛様を見て・・・本当に楽しかったです。短い旅でしたが、とりあえずイーハトーブパワーのチャージは完了!しばらくはなんとかがんばれそう・・・。パワー不足になったら、また帰りますね。お世話になったみなさん、ありがとうございました!!
by kira_hoshi | 2010-03-18 23:24 | 希望郷いわて
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