イーハトーブの休日⑤

イーハトーブの最終日の朝は・・・大沢温泉で迎えました。
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今回は1泊だったのですが、とてもゆっくりできました。
やはり、ここには不思議な時間の流れがあります・・・。

花巻ではいつもの小学校におじゃまし、朝会でこどもたちに京都の昔話を聞いてもらいました。今回は、「大仏の食い逃げ」「さんねもと天女」、そして伊根の浦嶋神社に浦嶋さんの玉手箱があるという話をすると、それまで静かに聞いていたみんなが大騒ぎ!(笑)そうでしょ?すごいでしょ?そんなことから、京都や昔話に興味を持ってもらえたらうれしいな。いつか伊根町に見に来てね!
さてその後は、前校長先生がご案内くださいました。去年の夏も、お雛祭りの時も、花巻を訪れる度にいつもお付き合い頂き、すっかり教え子気分の私です。
そして今回、先生がお連れくださったのは・・・なんと、昨年、イーハトーブ賞奨励賞を受賞した声優の桑島法子さんのご両親のところだったのです!!先生がお父さんの「原体剣舞連」を聞いて感激し、ぜひ私に聞かせて欲しいとお願いしてくださったのですが、あまりにもすてきなご縁で本当にびっくりしました。
お父さんの「原体剣舞連」、体の底からパワーがみなぎってくるようで、とても素晴らしかった。今まで難しく思っていたこの詩の情景が、頭に浮かんできました。改めて、こうして聞かせて頂いたことを幸せに感じました。
そして、お母さんは元祖山ガール。山の話で盛り上がり、とても楽しかったです。
ご両親とお話しながら、桑島法子さんにとって、賢治はこども時代から聞かされてきた大切な思い出なのだと思いました。それが、今の活動へとつながっておられるのですね。とてもすてきなことです。

その後、向かったのは北上川のほとににある「サトウ・ハチロー記念館」。f0135222_916631.jpg
大正・昭和を通じて多くの作品を残した、サトウ・ハチローさんの資料や音源が公開されているのです。
私生活はやんちゃなところ(笑)もあったようですが、「りんごの唄」「ちいさい秋みつけた」「かわいいかくれんぼ」などの詩は、ハチローさんの飾らない正直な人柄から生まれたのですね。特に童謡には、自分のこどもに対する思いが入っていて、そのエピソードに胸が熱くなりました。

旅の終わりに、家族愛について考える機会を持ち、帰りの新幹線の中では心がじ~んとしておりました。
今回もたくさんのよい出会いに恵まれました。いつもいつも、人と出会うために岩手に行っているみたいです。(岩手山も登りましたけど・笑)
これも、賢治さんのご縁・・・。本当に、不思議です・・・。
旅のご報告をしているうちに、今年も賢治さんの命日が近づいてきました。
明日9月21日、花巻では賢治祭が、そして京都では比叡山で賢治忌が行なわれます。
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by kira_hoshi | 2010-09-20 09:24 | 希望郷いわて
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