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国文祭の開・閉会式

国民文化祭・京都2011の開会式・閉会式には、小学生から社会人まで多くの方々が出演していました。
ダンスや歌、能や雅楽、書道や華道・・・様々な文化が融合し、ストーリーの一場面としてショーの中に組み込まれ、京都に息づく伝統文化の多彩なことに改めて感激しました。
そして出演者は、プロではないこどもたちや若者たちが本当に多かったのです。生き生きと舞台で表現する姿は素晴らしく、京都の未来を夢みました。
ここまでにするには、指導者の皆さんや舞台スタッフの努力、実行委員会の苦労・・・様々なことがあったと思います。その全てが集約された舞台でした。

私は、開会式の「こころのメッセージ」、閉会式の「こころの宣言文」の場面に裏方として携わっておりました。
どちらも、中高生三人が日本語・手話・英語でメッセージや宣言文を伝える場面。それぞれの役割はもちろん、三人のチームワークがとても大切な場面でした。数回の練習でしか会えなかった彼らが、協力し合い信頼し合ってひとつの場面をやり遂げたこと、本当に素晴らしいです!
日本語朗読の生徒たちは、メッセージや宣言文を伝えることについて、たくさん悩み考え、本番では自分らしさを最大限に出していました。放送部所属の生徒もそうでない生徒も、生き生きと朗読することができ、それが何よりよかったと思います。
手話の生徒たちは補聴器を付け、通常は唇の動きと手話で会話を理解している生徒たちでした。
普段の会話ではなく、文章を手話にして覚えることには、とても努力が必要だったと思います。そして、聴覚のことを考えると、舞台上で日本語朗読と息を合わせることは本当に難しいことでしたが、本番で日本語朗読と手話はお互いを思いやりながら、想像を超えた素晴らしい場面を作り上げてくれました。
そして英語の生徒たちは、自分で英訳し、朗読しました。自分の言葉にしていましたから、とても表情豊かに朗読していました。京都の次世代のグローバルな活躍が、とても楽しみになりました。
いずれも、普段から家庭や学校での家族や先生方の温かい導きがあってのこと。私は今回、裏方に携わりながら、先生や親御さんと一緒に心配したり、喜んだりできたことを、本当にうれしく思います。

私は、「迷える裏方」(笑)だったので、自分自身が悩んだり自信を失ったり・・・ということの繰り返しでした。
そして今、彼らからたくさんのことを学ばせてもらいました。特に、本番に一番輝きを増す、はかりしれないパワー・・・今の私にはないものです。それは、人がひたむきに一生懸命になった時に出るパワーではないでしょうか?
私にも、まだまだ出せるでしょうか???がんばって、輝きのパワー、出したいです!!
by kira_hoshi | 2011-11-12 18:16 | 国民文化祭/その後
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