秋の岩手の旅②

さて、奥州市水沢といえば城下町。今も武家屋敷の家並みが残る町です。
町を散策してみると、そこここに立派なお屋敷があって、石畳をひいた通りも整備されていました。
こちらは資料館として見学できる武家屋敷「内田家」。
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台所の囲炉裏には火がくべられ、人が住んでいるような温もりを感じます。
きれいに手入れされた庭も、武家らしくきりっとした雰囲気。
普段目にする京都の町家とは、また一味違っておりました。

そしてここ水沢は、三偉人の出た地です。
その三偉人とは・・・幕末の蘭学者、高野長英。2・26事件の凶弾に倒れた、斎藤實。先見の政治家、後藤新平。
歴史の授業で勉強したはずですが・・・???・・・な私、三つの記念館をめぐって勉強してきました。

高野長英は、幕府の異国船打払令を批判し投獄されながらも、日本の夜明けに生涯を捧げました。
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斎藤實。
世界恐慌の混乱の中、内閣総理大臣を務め「自力更生」をモットーに力を尽くしました。英語に秀でていた春子夫人との「夫人外交」も有名で、春子夫人のドレスなどの展示もありました。
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後藤新平。
関東大震災の後、世界で初めて区画整理による都市計画を推し進めました。その自治三訣「人のお世話にならぬよう 人のお世話をするよう そしてむくいをもとめぬよう」は、心に残る言葉でした。
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そしてこの三偉人、親戚つながりがあるそうなんです。そのせいか(とうわけではないでしょうけど・笑)、学芸員さんが説明しながら他の記念館を勧めてくださったりして・・・なんだかスタンプラリーのように楽しくめぐっておりました。そして、この偉人たちが今この時代にいてくれたら・・・と考えたりしました。でもヒーローを待つのではなく、私たちが先人の教えや行動に学ばねばならないのですね。そして、自分にできることをしなければいけないのですね。三館を回り終える頃には、そんなふうに思うようになっていました。
それにしても、水沢の、いえ水沢だけでなく岩手の皆さんの先人を思う気持ちには、いつも感心します。
この三偉人の生家や住居などがきちんと保存され、見学施設や記念館になっていたり、住んでいた通りは「偉人通り」と名付けられていたり、本当に大切にされているのです。後藤新平の家などもこんなふう・・・。
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お母さんにお仕置きされた「しばられの小屋」も・・・。
f0135222_0372342.jpg偉人の子供時代はかなりやんちゃだったようです。(笑)
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by kira_hoshi | 2011-12-02 00:40 | 希望郷いわて
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