宮沢賢治の時間 4回目


毎年この時期感じることなのですが、久しぶりに会った6年生はとても大きくなっていて…自分が小さくなったように思いました。(笑)もう春から中学生ですね。

今回は、「雪渡り」を群読にしてみました。冒頭のちょっとだけなのですが、先生方と1組と2組、3つのパートに分かれ、全員読むところ、語り、四郎とかん子、紺三郎に分けて賢治さんの文章をアレンジした台本を作り、声を出してみました。
大人のふりしてる6年生…どうかなと思いましたが、やってみると結構楽しくて。
先生方もこどもにマケズ、真剣!(笑)とても楽しかったです。
そして「よだかの星」。
読みながら、不思議な空気を感じました。皆が、し~んとして聞いている、物語の中に入り込んでいる…。
それぞれにいろいろな思いで聞いていたのではないかと思います。
私は、以前はこの物語をとても悲しいと思っていたのですが、この頃はそうは思わなくなりました。それどころか、この物語を読むと勇気が湧いてくるのです。
物語の前半は、ネガティブな気持ちのよだかですが、後半、星になりたくて空に何度も飛び上がるくだりは、心身ともにだんだん強くなっていくようです。よだかにとって星になるとは、星が夜空を照らすようにどこかで誰かの役に立つ、ということなのではないでしょうか。
最後に星になり、「そして今でもまだ燃えています」と読み終わると、なりたいものに自分の力でなったよだかに「がんばったね。」と言ってやりたくなります。その場面は、声に出して読むと力が入り、私も人生がんばらなくちゃと思うのですが、その気持ち、6年生に伝わったかな???

次の時間は5年生。「葉っぱのフレディ」(レオ・バスカーリア/ みらいなな/訳)を読みました。こちらも、皆、じっと耳を傾けてくれていて…うれしかったです。お互いに、本を通じて気持ちがひとつになった、という感じでした。

よいおはなしは、心にじ~んとしみます。そして心の中でそっとふくらんで、いつの日か「何か」になってどこかに飛んで行くのです。その「何か」ってなんだろう???と楽しみにしながら、これからも過ごしていきたいです。
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by kira_hoshi | 2013-02-12 17:44 | 宮沢賢治
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