「宮沢賢治の時間」4回目

市内の小学6年生に、賢治の物語を読み続けているこの時間、今回は「銀河鉄道の夜」を読みました。こどもたちからもリクエストをもらっていたのですが、長編の上に大事なテーマがいくつもあってどうしたものだろうと思っていたところ、校長先生が影絵作家の藤城清治さんの絵本を勧めてくださいました。藤城さんの影絵、私と同じ世代の方やその親世代はきっと懐かしいはず。私はこどもの頃、「暮らしの手帳」の中の藤城さんの美しい影絵がとっても楽しみでした。物語も全体で30分ほどに縮められていて、賢治の大事なメッセージも美しい言葉もちょうどよく網羅されています。少し長いかな・・・と思いましたが、こどもたちの集中力は予想以上でした。
読み終わってみんなの目を見た時、皆がみな、今まで見たことのない真剣な目をしていてびっくりしました。後でももらった感想も、ぎっしり書いてあって、その上、それぞれ感じ方が違うのです。こどもたち、それぞれの心で物語を受け止めてくれたようです。ぜひ、そのことを心の片隅に置いたまま、大人になって欲しい。そして、いつかまた、賢治の物語を読んで欲しいと思います。
大人はすぐに結果を求めますが、こども時代にふれる本の世界だけは、じっくりと熟成するのを待ってあげたいものです。今わからなくてもいいのです。でも、今ふれることが大切なのだと思います。
それにしても、30分間大きな絵本を持ちながら読むのは・・・良いトレーニングになりました。
力こぶ、できたかな???(笑)
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by kira_hoshi | 2008-02-07 16:46 | 宮沢賢治
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