源氏物語千年紀 その3

京都御苑の西にある慮山寺に行ってきました。この寺は、節分会の時には三匹の鬼が出る追儺式鬼法楽で有名で、境内に入いりきれないくらいの人で賑わいます。f0135222_2330449.jpg
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そして以前は、紫式部の邸宅址でした。紫式部の曽祖父から伯父、父へと継がれた邸宅で、式部はこの地で藤原宣孝との結婚生活を送り、一人娘を育て、源氏物語を書いたと伝えられています。
慮山寺の本堂は、宝永、天明の大火後に仙洞御所の一部を移築しているのだそうですが、その本堂の庭が源氏庭と呼ばれ、この季節は桔梗が咲き始めます。白砂に杉苔の緑が美しい庭の所々に、楚々とした紫の桔梗の花・・・。梅雨のしっとりした季節にとてもお似合いの風景でした。

f0135222_23425466.jpgそういえば、7月12日(土)の「言葉と音色の響き 源氏物語 夏の巻」で読む「花散里」は、中川と呼ばれたこの周辺が舞台となっています。「花散里」というのは場所の呼び名であり、光源氏が信頼した女性の呼び名でもあります。そう思うと、紫式部は自分の住む家周辺をとても大切に思っていたのかも・・・。「花散里」をイメージしながら、そんな想像をしてしまいました。
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by kira_hoshi | 2008-06-22 23:37 | 京都
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