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イーハトーブへの旅⑤銀河鉄道の夜

今回、ぜひ行ってみたいところがあったんです!それは・・・「銀河鉄道の夜」のモデルになったというめがね橋!賢治さんが軽便鉄道に乗りながら通った線路は、今はJR釜石線になっています。この橋も昭和になって架け替えられたものですが、その場所に昔のレンガ造りの橋脚が残っていて感激!(写真左)
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不思議ですね、一部分残っているだけなのに、それだからこそ想像がうんと膨らむような気がします。しばし、銀河鉄道が走って行く姿を思い浮かべてしまいました。写真は宮守駅近くのめがね橋ですが、もう一ヶ所、岩根橋駅近くのめがね橋は車道と平行に走っていて、通りすがりに見ることができました。
そして・・・「イギリス海岸」にも行きました~!なんと、20年ぶりです!20年前は、「イギリス海岸?なんで?川でしょ?」と思っただけでしたが、今、賢治さんに少し近づいて見てみると大きな感動!同じ地層だというドーバー海峡にもぜひ行ってみなくちゃ(笑)。
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水が多い時期なのと浸食が進んでいるのとで、「イギリス海岸」は昔見た時より小さくなっていました。(写真左)でも、遊歩道が整備されお散歩にもってこいの場所に変わっていました。
くるみの木も植えられていて、賢治さんの世界になっています。「銀河鉄道の夜」のプリオシン海岸は、ここからイメージができたんですよね。現代のイーハトーブにいながら、賢治さんの時代へ・・・銀河鉄道の白鳥停車場へ・・・イメージはどんどん膨らみました。

8月31日、京都府立文化芸術会館で「銀河鉄道の夜」を全編読みますが、よいイメージトレーニングになりました。心の引き出しをイーハトーブの風景でいっぱいにして、みなさんに言葉でお伝えしたいな・・・。ぜひ、お越しくださいね!
by kira_hoshi | 2008-08-02 16:55 | 宮沢賢治
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