「銀河鉄道の夜」ニュース④

神戸大丸の「絵で読む 宮沢賢治展」に、賢治さんの原稿が展示されています。その中に、もちろん「銀河鉄道の夜」もありました。花巻の賢治記念館でも見たことがあるはずなのに、今回は特別な思いを持って見てしまいました。ひときわ訂正や書き込みが多く原稿用紙の欄外まで文字で埋まっている原稿は、ほんとうに賢治さんが何度も推敲した形跡・・・。
ええ、今回は第4次最終形を読むと決めたのですが、本当は3次までの初期形の方がジョバンニの心の内が生々しかったり、ブルカニロ博士によって銀河鉄道の旅の意味が明かされたり・・・。また朗読にあたって、脱字の部分は解説から言葉を補足しようと思っていたのですが、それはどうだろうか・・・とか、今さら迷っております。

f0135222_2057039.jpg相方に怒られそうですが、でも本物を前にして、改めて声に出す責任感を感じております。
まず、作者の思いをきちんと伝えることが一番大事なことですから。私、独りよがりになっていないだろうか・・・。
本番を前に、今一度心を無にして向き合わなければと思っております。
それにしても、作者の思いが伝わってくるオリジナルの原稿を、空襲の炎から守ったのは弟の清六さんだったという話を昨日伺いました。家族を郊外に避難させ、自分は残って土蔵と防空壕に保管した賢治さんの原稿を守り抜いたのだそうです。おかげで、活字からは決して伝わって来ないものを感じることができます。清六さん、すごいです!
[PR]
by kira_hoshi | 2008-08-28 20:48 | 宮沢賢治
<< 「銀河鉄道の夜」ニュース⑤ 絵で読む 宮沢賢治展 >>