中央市民大学 澤井家住宅 

中央市民大学は京田辺市の中央公民館主催の事業で、市民の皆さん対象に年間10回のバラエティーに富んだ様々な講座が行われています。
今日の講座は「澤井家」住宅。270年の歴史のある、国指定文化財の家です。f0135222_23484174.jpg
「朗読お茶会」もお呼ばれし、声が気持ちよく響く土間でみなさんとすてきな時間を過ごさせて頂きました。澤井家には何度かおじゃましていますが、今回の受講生は勉強熱心な方々・・・と伺い、どんなプログラムにしようかとずい分悩みました。結局、石垣りんの詩から秋の詩を3篇、江戸時代からの家の雰囲気に合わせて森鷗外の「高瀬舟」、そしてライフワークの宮沢賢治から「虔十公園林」を読みました。
土間の扉を閉め客電を落とすと、まるで別世界のよう・・・。そんな中での「高瀬舟」、風景が心にはっきり浮かんでくるようでした。江戸時代からの家の雰囲気に、すっと同時代の物語の世界に入ることができ、不思議な感覚を味わいました。そして何よりも、皆さんがとても熱心に聴いてくださっていて、おかげさまで気持ちよく最後まで読ませて頂きました。皆さん、ありがとうございました!
私も、澤井家を見学し、皆さんと一緒に解説を聞かせて頂きました。
数々の意匠が凝らされた澤井家住宅は、欄間の鯉の彫り物、赤壁の座敷、高麗門など見所はたくさんあるのですが、座敷から庭を眺めると・・・4間の長い縁側に柱が1本しかありません。(天井にしかけがあるので柱で支えなくてもダイジョ~ブ!だそうです)
景色を見る妨げにならぬようにということだそうです。なんて粋なんでしょう!
庭では金木犀が甘い秋の香りを漂わせていました。
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by kira_hoshi | 2008-10-10 23:53 | 朗読のご報告
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