カテゴリ:イーハトーブ花巻( 19 )

イーハトーブへ ⑥平泉

なかなか花巻の報告が終わらず、あせっております。
とにかく、旅のご報告を…。

まるで帰省旅行のような今回の旅、なんと平泉にもお連れ頂きました!
去年の秋、中尊寺には行ったのですが実は大切なものを見逃しておりまして…。
これです!
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賢治さんの歌碑が金色堂のすぐそばにあるのに、知りませんでした。
(どうやら金色堂に気をとられていたようです・笑)文語詩「中尊寺」の碑です。
10月から、賢治記念館の企画展は「平泉と賢治」だそうです。また記念館に行って勉強しなくちゃ!

また中尊寺では、世界遺産登録記念、東日本復興祈願で秘仏「一字金輪仏」が公開されていました。「人肌の大日如来」として信仰される肌の白い観音様です。前から見ても横から見ても、とても美しくやさしいお顔をされていて、心が安らかになりました。公開は11月11日までだそうです。

それから、平泉に行く途中、遠くに顔が見えたと思ったら…
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達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)の岩面大仏でした!
お顔だけなのだと思ったら、明治三陸地震のときに胸から下が崩落してそのままで、現在も摩滅が進んでいるのだそうです。
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そしてこの毘沙門堂は、1200年の昔、悪路王が坂上田村麻呂と激戦の末敗れた最後の砦であったのです。ここで、アテルイの物語と賢治さんの原体剣舞連、悪路王…次々に頭の中に浮かんできて、とてもわくわくしてしまいました。

こうして何かがつながって行くことが、とてもうれしく楽しくなります。
その楽しみが、まだまだ果てしなくありそう…。
まるで「どこまでも行ける切符」を持ったジョバンニのようです。
ふと気づいたら、私の周りはそんな切符を持った人がたくさんいて。(笑)
そんな人たちと、どこまでもどこまでも賢治さんの世界を旅したいものです。
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by kira_hoshi | 2012-09-26 23:21 | イーハトーブ花巻

イーハトーブへ ⑤イギリス海岸

今回も花巻の皆さんにあちこち連れて行って頂き、まるで帰省のようでした。
方向音痴な私も、皆さんのおかげでだんだん土地勘がついてきた(?)ように思いますが、まだまだとんちんかんなことをしていて(すごい距離を歩こうとしたり・・・)、皆さんを笑わせています。(笑)
さてお連れ頂いたのは、イギリス海岸を見渡す場所にある“くるみの森”。
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代表の小田島敬子さん(写真中央)の思いに共感する方々が運営している無料お休み処です。イギリス海岸を散策する人たちにゆっくりして欲しい…そんな思いから始めてもう12年になるそうです。ずっと続けていらっしゃること、そして初めの思いを大切にしておられること…お話を聞きながら、とてもすてきだと思いました。
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そして川のせせらぎを聞きながら、すっかり長居してしまいました。
そういえば、花巻からのニュースによると、9月初めよりさらに川の水が少なくなり、イギリス海岸の岩がすいぶん水面に出ているらしい…21日の賢治祭にはどうなっているんでしょうか~?
その他、賢治ゆかりの地を描いている画家の滝田恒夫さんの展示を見に行ったり、今年生誕150年の新渡戸稲造の記念館も訪ねました。また、障がいのある方々の作品を展示する「るんびにい美術館」は、とても心温まる場所でした。
いろいろなところにお連れ頂き、だんだん花巻人の気分になってきました。でもやはり、方向音痴は相変わらず…(笑)です。
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by kira_hoshi | 2012-09-19 23:25 | イーハトーブ花巻

イーハトーブへ ④遠野

この三連休は、花巻市の東和町の祭・・・と、花巻からメールを頂きました。9月に入って、花巻は毎週おまつり・・・いいなあ。
そして、遠野まつりもこの時期。遠野のお囃子には京都の祇園祭の流れがあるのですって。(そうそう、花巻まつりもそうだと聞きました。石鳥谷は山車に…とも。)
以前、雛祭りにおじゃました時も、京都で作られた享保雛を家々で見かけました。遠野と京都、昔からつながりが深いのですね。(写真は遠野駅前)
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さてこの夏も、遠野文化研究センターの「三陸文化復興プロジェクト」のお手伝いに行ってきました。
センタースタッフの皆さんには、活動についていろいろご親切に教えて頂きありがとうございました!
このプロジェクトは、沿岸に送る図書の整理と文化財レスキューが仕事です。
昨年お手伝いした時は、献本の段ボールが部屋中に積まれ、果てしない仕事のように思われました。でも今年は、そんな大変な仕事も多くのボランティアの力で、少しずつ確実に進んで行くということを感じることができました。すでに配本も始まっていて、希望するところに希望する本が届けられているそうです。
また文化財レスキューは、大槌町の津波をかぶった町の資料などの修復作業。塩や砂を丁寧に掃う作業をお手伝いしました。こちらも、本当に地道な作業で継続して行うことがとても大切ですね。
いずれにしても、まだまだ先の長い活動で、今後も多くのボランティアの力が必要だと思います。
このプロジェクトには、昨年春から神奈川大学の学生さんたちが、ずっと交代でボランティアに来ています。大学で取り組む継続的な支援は、活動の大きな力になると同時に、学生さんたちにとってよい経験になることでしょう。
学生さんに交じって活動しながら、実際は彼らの親の年齢(笑)の私、若者パワーをとても頼もしく感じておりました。いずれまた、お手伝いに行きたいと思います。
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(活動している市役所の東館の建物。設定を間違え白黒写真になってしまいました。)
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by kira_hoshi | 2012-09-16 01:08 | イーハトーブ花巻

イーハトーブへ ③はなしっこ

花巻市には、花巻・石鳥谷・大迫・東和、それぞれの町にすてきな図書館があります。そして、そこには“はなしっこ”が好きなこどもたちが育っているらしい…今年誕生した「花巻市こども読書くらぶ」の講座に、私もこどものふりして(!?)参加させて頂きました!
このクラブは、花巻市の本好きなこどもたちのための、楽しい活動。各図書館で、いろいろな講座が行われているのですって。この日は、ワインと早池峰山の町、大迫(おおはさま)の図書館で「郷土の方言を知る」というテーマで開催され、たくさんのこどもたちで盛り上がっていました。
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講師の高橋則子先生には、一昨年に訪れた大迫の雛祭りで、素晴らしい大型紙芝居をたくさん見せて頂いたことがあります。今回も手作りの紙芝居、楽しかったです!そして方言講座。顔の部分を方言で言うと…?というクイズで盛り上がりました。花巻は広くて、4つの図書館のこどもたちが一緒になる機会はなかなかないと思いますが、このクラブでは遠くの友達がたくさんできそう…。
私も花巻に住んでいたら、そしてこどもだったら入会したいです~!(いちおう大人でした)

かわって石鳥谷図書館では、震災をテーマにした親子向けの絵本読み聞かせ会に参加しました。絵本は、県内の小学校の小松則也先生が手作りしたものです。
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大船渡にご実家のある先生は、震災についてこどもたちに伝えようと8冊もの絵本を手作りしています。布や和紙の表紙の温かい絵本です。読んでくださったのは「つなみ石」と「生きる」。
石や動物が語りかける物語は、先生の思いがとても伝わってくるものでした。そして、震災について改めて考えるきっかけになりました。

岩手では、新聞やテレビのニュースで、震災をテーマにした教育が行われている様子を目にしました。岩手県教育委員会では「いわての復興教育」プログラムも作成しているそうです。次の世代のこどもたちに震災について伝えること、そしてこどもたちと一緒に復興について考えることはとても大切なことだと思います。
それにしても実際に岩手に行くと、震災から1年半経ってもなかなか復興が進まない現状も見聞きし心が痛みました。復興はまだまだこれから…。
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(石鳥谷で開催中の田んぼアート「どんぐりと山猫」+メッセージ)
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by kira_hoshi | 2012-09-13 09:14 | イーハトーブ花巻

イーハトーブへ ②石鳥谷

花巻の皆さんから祭のほろ酔いメールを頂きました!(うらやましい・笑)
今年の花巻まつり、盛り上がっているようです。(いいな~!)

同じ時期、7日~10日までは石鳥谷町の石鳥谷まつりも賑やかです。
こちらも地域の皆さん製作の山車、必見です!
写真はちょうど祭一週間前、上和町組の山車。
岩手県大阪事務所でお世話になった職員さんのご町内におじゃまさせて頂きました。

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今年は「日本振袖始め」がテーマだとか…。人形も背景も飾りも、毎年のテーマに合わせて2カ月近くかけて手作りするのですって。皆さん、お仕事をしながら…また今年は猛暑の中、本当にお疲れ様です。
こどもたちのお囃子の指導も、地域のお父さんたちです。地域の芸能に育てられるこどもたちは、そこから多くのことを学んでいるのだと思います。

京都でも、地域の人々の思いで大切に継がれている祭がたくさんありますが、どこも次世代に伝えることにとても苦労をしています。でも、去年の国民文化祭がひとつのきっかけになり、今後も続いていくといいなと思います。後になって、未来のための国民文化祭であったと思えるといいなと思います。(京都の話になってすみません…)

さて、夕方、再び訪ねてみると…このようにお顔と着物が仕上がっていました。
なんと、豪勢な!すごいです!このような山車が繰り出し、石鳥谷も今頃賑やかなのでしょうね。
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実は今年、宮沢賢治記念館の「賢治の世界セミナー」で石鳥谷町の2つの小学校におじゃましました。水沢の「アスピア詩っこの会」のピアノの大金雅子さんと一緒に、たくさんの素直で元気なこどもたちに会い、一緒に詩を読んだりしてパワーをいっぱいもらいました。その子たちも、今頃、山車の上で太鼓をたたいているのでしょうね。なんだか、元気いっぱいの姿が目に浮かびます。
いつか、祭の時期に花巻に行きたいです!
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by kira_hoshi | 2012-09-09 15:37 | イーハトーブ花巻

イーハトーブへ ①花巻

ご報告が遅くなりましたが、夏の終わりにイーハトーブに行ってきました!
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ところが、イーハトーブでも夏は真っ盛り・・・32度~34度という暑さ!それでも朝夕はさすがに涼しく、酷暑の京都に比べれば本当に天国でした。
この暑さに渇水となり、北上川の水量が減ってイギリス海岸が現れた!というニュースも。
こんな風に所々岩が出て、川底が黒くなっているのも確認しました。
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21日賢治祭で上流のダムの水を止めれば、もっと見えるかも…。

そして7日~9日の花巻まつりの山車の準備があちこちで進んでいました。
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今年は花巻開町420年祭、記念に明治時代に名声を馳せた高さ13メートルもの尾形山車がお披露目されるのだとか。そしてそして、最終日にはディズニーのパレードもあるのですって!
そんな話を聞きながら後ろ髪引かれながら帰ってきましたが(笑)、たくさんの観光客でにぎわうといいですね。そして何より、花巻市民の皆さんにとって楽しい祭りになりますように…。
今回も、楽しいことうれしいこと、心がじ~んとなること、たくさんありました。
これからぼちぼち、ブログにUPしていきたいと思います!
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by kira_hoshi | 2012-09-07 15:57 | イーハトーブ花巻

イーハトーブ冬紀行 前半

ご報告が遅れましたが、先月、寒波と寒波の狭間に、イーハトーブに行って参りました!花巻と水沢、一泊二日の短い旅でしたが、お天気に恵まれよかったです。
花巻には会いたい人、行きたいとこ、山ほどあるのですが、まず花巻温泉に直行。そして、温泉・・・ではなく、賢治さんの「台川」の舞台、「釜淵の滝」を散策しました。
どうやら・・・クマさんもお散歩しているらしい。出会いませんように・・・。
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積雪は多くはありませんが、冷え込みで凍っています。思わず「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」と言ったら・・・すべって転びました!(笑)
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雪景色を楽しみながら、釜淵の滝に到着!一部凍っていますが、滝は流れています。見るからに寒そうな姿なのですが、きりっとした美しさでした。
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クマさんには会わずに(よかった)そのまま進路を台温泉方面へ、キックキックトントン・・・。
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台温泉は、坂上田村麻呂の伝説が伝わる静かな温泉です。
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坂道沿いに旅館も自炊宿もあって、湯けむりが上がり、温泉情緒が漂っています。今回は、「すずめの湯 福寿館」にお世話になりました。気持ちのよいお湯とおいしいお料理、そして女将さんのおもてなしが温かくて、お腹も心もふくらんでとっても幸せになりました。また、ゆっくり訪ねたいです。
2月に入ると、東北各地で雪まつりがあります。花巻のわんこそば大会ももうすぐ、その後は、大迫や遠野の雛祭りも始まります。イーハトーブの冬、いいですよ・・・。

花巻では、心がほかほかすることがたくさんありました。
でも、うまく言葉にならないのでそっと心にしまっておきます。



こちらは、おなかをほかほかにしてくれた、花巻の東和町名物!たこやきと大判焼き!(産直あおぞらで売ってます)おしょうゆ味のたこやきは、さっぱりしていてとても美味しかった。大判焼きは、あんこたっぷりでした!

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by kira_hoshi | 2012-02-01 23:01 | イーハトーブ花巻

イーハトーブ花巻

大震災から3週間、未だ心が苦しくなるようなニュースも多いですが、被災地の皆さんが前に進んでおられる姿もたくさん拝見するようになりました。
とくに今日、4月1日は新年度の始まりでもあり、入社式などで新たな決意をする新入社員の皆さんの顔は、とてもしっかりしていて頼もしく見えました。新しい一歩が、力強い一歩でありますように・・・。

岩手県花巻市は、先月末で災害対策本部を閉鎖し、引き続き沿岸被災市町村支援本部にて他市町村や県外の支援をしています。まだまだ、不便なことや不安なことがあるでしょうに・・・そんな時に隣人を思いやる温かい気持ちは花巻はもちろん、岩手全体にあふれています。
気になる人、気になる場所がたくさんあるのですが、今はひたすら京都からエールを送り続けることしかできません。でも、そのうちにきっと行きますから・・・。

やはり京都からエールを送り続けている「宮澤賢治の詩の世界」さんは、震災チャリティー企画を今月17日(日)に行うそうです。「賢治に力をもらっている者の一人として何かできれば・・・」という思いで開催するそうで、その思い、すごくよくわかります!
きっと、たくさんの人に伝わると思っています。
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京都鴨川沿いでも、桜が咲き始めました。
でも、まだほんのちらほら・・・。本番は来週でしょう。
学校の入学式の頃、見ごろになるといいですね。
これから桜前線が、ゆっくり優しく、日本中を桜色にしていきます。
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by kira_hoshi | 2011-04-01 23:20 | イーハトーブ花巻

あったかいなはん花巻

今年も早、ひと月が経ちました。
とにかく寒い1月でしたね。こんな時は・・・イーハトーブの温泉に入りたい~!
昨年、及ばずながら「花巻イーハトーブ大使」をお受けした際、花巻市さんからすてきなプレゼントが届きました。ありがとうございます!
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「台焼」のペアカップ!台焼は、花巻温泉のひとつ、台温泉に明治の中頃に生まれた陶器。磁器を焼く窯元は、東北では珍しいのだとか。
雪のように白いカップは、薄くて丈夫、とても手触りがよくておしゃれです。
我が家はもっぱらコーヒーを頂いていますが、ビールやワイン、なんでも似合います。
繊細なデザインなのにたっぷり入って、おしゃれなのに普段使いOKで・・・とても気に入っています。
カップに描かれている絵は、花巻の風景なのですが、左のカップの絵は宮沢賢治の「台川」に出てくる釜淵の滝。これです~!
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台焼、今まで知りませんでした。大変失礼いたしました。
まだまだ、知らないことばかりなので、これからもいろいろ花巻のことを知りたいです。
このブログ、新たに「イーハトーブ花巻」のカテゴリを作りました。花巻のことはこちら、岩手県全体のことは「希望郷いわて」にまとめていきたいと思います。

f0135222_2394611.jpg2月は、わんこそば全日本大会など冬のイベントも盛りだくさん。蘇民祭りやひな祭り・・・勇壮な花巻も優雅な花巻も味わえるのですね。
これから雪の花巻を訪れる方、花巻観光協会のHPで情報をご覧ください。
私・・・観光パンフレットを眺めながら、行きたい気持ちが高まっております。(笑)
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by kira_hoshi | 2011-02-01 23:16 | イーハトーブ花巻