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パワーもらいました

今週は、京都市内の小学校と中学校にも読み語りに行ってきました。
私自身、こどもたちのパワーに心がとても元気になりました。本を読みながら、こどもたちとのやりとりがとても楽しかったです。
2年生のこどもたちの話では、どうやらこの付近にはカッパが生息しているようです(笑)。
「保育園の時、いもほりで見た!」という目撃証言を得ました。なんでも生まれたばかりの赤ちゃんくらいの大きさで、歯の先端はとがっていたとか・・・。やはり!私も以前からここにはいそうな気がしていました。今度見かけたら、カッパ研究会に知らせてくれるよう頼んでおきました。(笑)そんな話ができるこどもたち、すてきな想像力を持っているのですね!

f0135222_21254212.jpg中学生には何を読んだものか悩みました。結局選んだのは、京都が舞台の「高瀬舟」(森鷗外)。「耳で聴いて頭に思い浮かべる楽しみを味わってください」と前フリしたものの、やはり難しすぎですよね。こんな体験が、彼らにとって苦痛ではありませんように、そして耳で聴いて心に描く楽しみを、少しでも感じてくれたらうれしいです。私もまだまだ精進します!
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by kira_hoshi | 2008-10-30 21:34 | こどもたち

すごかった・・・。

ギャラリーのざわで行われた保育園の交流会に、「朗読お茶会」がお招き頂きました。
5歳児ばかり20人と保護者のみなさん、そして先生方・・・パワーがひとつになって炸裂しました!(笑)正直、すごかったです・・・。私、この頃は小学生のところばかり遊びに行っていたので、すっかりご無沙汰だった「純粋そのものの幼児パワー」を久々に思い出しました。
おと(ピアノ)担当は、いつもこんな時に頼りになる阪田麻子さん。私が幼児教室に勤めていた頃の友人で、現在も彼女は幼児教室の講師です。彼女のピアノの音と私のおはなしが、コラボしながら皆さんを物語の世界に巻き込んで・・・というつもりが、皆のパワーにこちらがすっかり巻き込まれてしまいました(笑)。
でも楽しかった~!大笑いしながら、プログラムを進めました。
こどもたちも、お母さん方も、とても良いお顔で帰って行きました。
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by kira_hoshi | 2008-10-26 21:53 | 朗読のご報告

「宮沢賢治の時間」3回目

久々に、6年生のところに行ってきました。
前回からずい分間が空いてしまい、みんな賢治さんのこと覚えているかな・・・。
また私もこの間、いろいろなことがあったので、7月に花巻に行って早池峰山でハヤチネウスユキソウを見たこと、8月に神戸で「雨ニモマケズ手帳」の原本を見たこと、9月21日の比叡山での賢治忌の話・・・平泉の世界遺産登録が延期になったことや地震のことなど、おしゃべりが多くなってしまいました。(いつものことですが・笑)
今日読んだのは「よだかの星」。今年も、雅楽器奏者の竹若佳代子さんと一緒です。
皆、高麗笛や笙といった普段あまり目にしない楽器に、皆興味津々・・・。
でも、みんなの前では質問しないんですよね。ところが、終わってからわっとやってきて、竹若さんにいろいろ質問し、いつまでも教室に帰らない子もいました。私は、前フリで話した、ハヤチネウスユキソウに興味を持ってくれた子がいて、うれしかったです。読み物は賢治なんですが、それに限らず何かに関心を持って、それが心に残ったらすてきですね。一回、一回、とにかく何か感じて欲しい・・・そんな思いを持って6年生のみんなのところに行っています。

そうそう、7月におじゃました花巻の小学校から先日すてきな写真が届きました。実は、「京都のお土産」として京野菜の壬生菜・聖護院かぶら・金時人参の種をプレゼントしてきたのですが、写真はかぶを持った2年生の勇姿(笑)でした。壬生菜も美味しかったそうで、今、畑には金時人参が育っているとか・・・。花巻のこどもたちには、食べることから「京都」に興味を持ってもらえたら・・・うれしいな。(笑)
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by kira_hoshi | 2008-10-23 18:40 | 宮沢賢治

朗読ツアー ②与謝野町 旧尾藤家

園部からごとごとと電車に乗って与謝野町にやってきました!f0135222_23513347.jpg
毎年この時期、与謝野町加悦のちりめん街道では「ちりめん街道まるごとミュージアム」が行われるのです。その話を、5月におじゃました時に聞いて楽しそうだなあ・・・と思っていたのですが、まさか参加できるなんて!なんと、前夜祭にもおじゃまして箏や三絃の素晴らしいコンサートの後、翌日の予告編をチェロと一緒に「星めぐりの歌」でしてしまいました。(私の音痴な歌でお客さんが来なかったらどうしようとビクビクしながら・・・笑)f0135222_2352122.jpg
祭当日も秋晴れの良い天気。ちりめん街道は重要伝統的建造物群保存地区になっていて、街道に並ぶ約120棟は、江戸・明治・昭和初期の建物です。個人の住宅、役場、医院、ちりめん工場などが並び、町全体がなんだか懐かしい雰囲気。あちこちでお土産や食べ物を売っていて気分は縁日!もちろん、私達も大はしゃぎで散策しました!!f0135222_23561528.jpg


「朗読お茶会」は、久美浜町や与謝野町の方々に朗読参加して頂き、絵本読み語りや朗読をして頂きました。二間続きのお座敷が満員で、縁側にも人が溢れるほど賑わいました。私もみなさんの朗読を聴かせて頂き、とてもほっこりしました。
その後、「朗読とチェロで聴く宮沢賢治」ということで私達の出番。賢治の詩や「注文の多い料理店」「虔十公園林」を読みました。三宅さんと二人、声も音色もほわっと響く空間に心地よさを感じながら、みなさんと温かい時間を過ごさせて頂きました。やはり、土と木と畳の家は私達と相性がぴったりです。生の声もチェロの音色も、本当に気持ちよく響きます。後で知ったのですが、このお座敷、屋久杉の天井でした!f0135222_2357576.jpg

井筒屋旅館さんの前で、若女将を囲んで旧尾藤家管理人のみなさんとパチリ!この旅館も100年の歴史があり、玄関は昭和初期の建築。新鮮なお魚を中心に、地元の食材をたっぷり使ったお料理が美味しかったです~!若女将やみなさんもフレンドリーで、親戚の家に泊まっているような気分でゆっくりできました。まるで時間が止まっているような旅でした・・・。
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by kira_hoshi | 2008-10-21 23:56

朗読ツアー ①園部町 町家工房息吹

園部町の町家工房息吹は築230年の家!f0135222_8561433.jpg伝統工芸の職人さんの工房兼ショップなので、木材の保管場所や作業場があったり・・・仕事場の雰囲気ムンムン。そんな工房で、「朗読お茶会」をさせて頂きました。f0135222_910073.jpg
玄関を入ってすぐの店の間は、段差がなくて気軽に入れる雰囲気。普段は職人さんがお仕事している部屋だと思うのですが、竹の花挿しに活けたススキで飾られ、手作りのすてきな舞台ができていました。なんだかお月見のムードでとてもすてきでした。息吹みなさん、ありがとうございます!
壁や天井が私の声を優しく受け止め、畳に三宅さんのチェロの音色が響き足の裏から伝わってくるようでした。そして、お越しのみなさんはとても良いお顔で聴いてくださっていました。(でも私の歌がちょっと・・・音痴でごめんなさい・笑)f0135222_9103954.jpg
今回の会は、息吹を運営するNPO法人京都匠塾代表の高橋さんのおかげなのですが、それもとても不思議で偶然なご縁で・・・。その日、その時にご縁ができなければ、こんなことにならなかったと思うのです。これだから人生面白いのですね。これからも、こんなご縁を紡ぎながら生きていけたら・・・。f0135222_911876.jpg

奥の間では、工芸市が行われていました。トンボ玉のストラップやアクセサリー、陶器。それから木工の名刺入れ、これがすごい!携帯名刺ケースは、薄くて木の感触が気持ちよくて使い心地が良さそうでした。竹細工のトランクも渋かったです!
息吹のみなさん、お世話になりました!
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by kira_hoshi | 2008-10-20 23:53 | 朗読のご報告

京都府縦断(?)朗読ツアー(笑)

さあ、今週末は朗読ツアーです。
初めての南丹市園部町、そして再びの与謝野町!
チェロの三宅かおりさんも一緒です~!
園部町は、町家工房息吹で行われる工芸市におじゃまします。息吹は、NPO法人京都匠塾が運営する若手職人の工房兼ショップです。若手職人のみなさんが、伝統を受け継ぎつつ、新しいパワーを発信する大切な場となっています。ものづくりをする場所・・・ちょっとわくわくします。私達も、何か生み出せるでしょうか???
そして、与謝野町の旧尾藤家住宅・・・。みなさん、またおじゃましま~す!
なんだかすっかり里心がついてしまって、ふるさとに帰るような心境です。
今回は、地域のみなさんにも朗読に参加して頂き、読むことも聴くことも楽しんで頂きたいと思っています。この日、周辺のちりめん街道はお祭りを開催していますので、私もとっても楽しみ~!今週末はお祭りツアーです!(あ、朗読ツアーだった・笑)

★「朗読お茶会」園部町 町家工房息吹f0135222_23124536.jpg
午後1時~  2時~  各30分
「注文の多い料理店」他
当日は工芸市を開催!お買い物がてらお越しください。

★旧尾藤家住宅「朗読お茶会」
  (与謝郡与謝野町加悦)
午後1時~  地域の皆さんの絵本読み語り、朗読
午後2時~  「朗読とチェロで聴く宮沢賢治」
       「注文の多い料理店」「虔十公園林」など
 当日は「2008ちりめん街道まるごとミュージアム」開催中!
 写真は旧加悦町役場。とても雰囲気がある建物です。(5月に行った時はこいのぼりが泳いでいました)
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by kira_hoshi | 2008-10-16 23:10 | 朗読のお知らせ

黄金の國、いわて。

希望王国いわて文化大使を務めさせて頂きながら、何もお役に立っていません。
でも私自身は、今まで知らなかった岩手県の情報がたくさん送られてくるので、とても勉強になっています。
「黄金の國、いわて。」というのは岩手県のイメージコピーで、最初に頂いたPR誌も表紙がピカピカだったのでびっくりしました(笑)。岩手県の豊かさを黄金と表しているそうなのですが、確かに知るにつれてそう感じるようになりました。自然、伝統産業、文化遺産・・・岩手には様々な宝があります。中でも、食は・・・山のものも海のものも、本当に豊か。ちょっと前に頂いたお知らせでは、山ぶどうと三陸の海産物が旬でした。三陸は秋刀漁も今頃盛んですが、超高級海産物「干鮑」「干海鼠」「フレッシュキャビア」などもあるのです~!この3点の詰め合わせは、今月末まで10セットのみ限定でお値段は・・・10万円!!(魚っとモールでお申し込みできます)
ああ・・・写真を見るだけでがまんしておきます・・・。どこかに黄金、ないでしょうか。
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by kira_hoshi | 2008-10-15 22:39 | 希望郷いわて

花と私達(笑)

四条京町家のイベント、「はな・花・華」に参加させて頂きました。
花の展示に囲まれながら、朗読と尺八を楽しんで頂く・・・という企画で、普段の「朗読お茶会」とはちょっと違う雰囲気でした。尺八の岩本みち子さんと私も、町家に敬意を表して着物姿。花の展示に花を添えようと(?)がんばってみたのですが・・・。(どうでしょうか・笑)
花を眺めながら、尺八の音色を聴き・・・朗読するのはとても気持ちがよかったです。なんだか時間が止まってしまったようでした。町家スタッフのみなさんにも本当にお世話になりました。お越しのみなさん、ありがとうございました!
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by kira_hoshi | 2008-10-13 23:16 | 朗読のご報告

中央市民大学 澤井家住宅 

中央市民大学は京田辺市の中央公民館主催の事業で、市民の皆さん対象に年間10回のバラエティーに富んだ様々な講座が行われています。
今日の講座は「澤井家」住宅。270年の歴史のある、国指定文化財の家です。f0135222_23484174.jpg
「朗読お茶会」もお呼ばれし、声が気持ちよく響く土間でみなさんとすてきな時間を過ごさせて頂きました。澤井家には何度かおじゃましていますが、今回の受講生は勉強熱心な方々・・・と伺い、どんなプログラムにしようかとずい分悩みました。結局、石垣りんの詩から秋の詩を3篇、江戸時代からの家の雰囲気に合わせて森鷗外の「高瀬舟」、そしてライフワークの宮沢賢治から「虔十公園林」を読みました。
土間の扉を閉め客電を落とすと、まるで別世界のよう・・・。そんな中での「高瀬舟」、風景が心にはっきり浮かんでくるようでした。江戸時代からの家の雰囲気に、すっと同時代の物語の世界に入ることができ、不思議な感覚を味わいました。そして何よりも、皆さんがとても熱心に聴いてくださっていて、おかげさまで気持ちよく最後まで読ませて頂きました。皆さん、ありがとうございました!
私も、澤井家を見学し、皆さんと一緒に解説を聞かせて頂きました。
数々の意匠が凝らされた澤井家住宅は、欄間の鯉の彫り物、赤壁の座敷、高麗門など見所はたくさんあるのですが、座敷から庭を眺めると・・・4間の長い縁側に柱が1本しかありません。(天井にしかけがあるので柱で支えなくてもダイジョ~ブ!だそうです)
景色を見る妨げにならぬようにということだそうです。なんて粋なんでしょう!
庭では金木犀が甘い秋の香りを漂わせていました。
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by kira_hoshi | 2008-10-10 23:53 | 朗読のご報告

与謝野晶子と「源氏物語」

先日、大阪の堺市で仕事があった際、かねてより気になっていた与謝野晶子文芸館を訪れました。5月に与謝野町の江山文庫に行ってから、いつか行こう行こう、と思っていたのです。(その時、江山文庫の写真をUPしていなかったので遅ればせながら今・・・!)
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江山文庫は見晴らしの良い静かな山の上にありましたが、文芸館はJR堺市駅の真ん前ビルの中。少し味気ない気がしたのですが、中に入ってみると展示がとてもよかったのです。
晶子の生活が感じられる家具の展示、11人の自分のこどもたちのために書いた童話・・・そしてなんと晶子の肉声が入ったレコード!!
「組曲 源氏物語」(コロムビアレコード)と題名がついていて、3枚組みです。これには、晶子自身の源氏物語原文の朗読と晶子が詠んだ歌が録音されているのですが、その音声がCDに再生されていて聞くことができるのです!58歳の時の録音なのですが、源氏物語原文は淡々と朗読しています。「源氏物語」の晶子訳は他の作家に比べて淡々としていると感じていたのですが、まさにその訳のように・・・。(私、去年から取り組んでいる「言葉と音色の響き 源氏物語」では、晶子訳を朗読しています。私にとっては、淡々としたところがとても心に入りやすく、声に出しやすいのです。)
ところが、その後に録音されている歌「源氏物語礼賛」は、五七五七七の中に晶子の想いがたくさんあって、それを読む声にも情感が溢れています。節というよりはメロディーのようなその読み方は、晶子独特のものなのだそうです。新鮮な感動でした!
また原文にはカルテットのBGMがついていて、晶子の朗読を盛り上げています。和楽器ではなく、西洋の楽器がなんだか妙に合っているのですが、この時代(昭和11年)にはとても新しいことだったのではないでしょうか。とても興味深く聞かせて頂きました。生涯三度に渡って「源氏物語」を訳し続けた晶子。文字ばかりでなく音の訳も、残していたのですね。
それにしても、肉声というのはすごい力を持っています。それまでは写真と作品から想像していた晶子の姿が、もっと具体的に浮かんできました。とても貴重な資料だと思います。
今年は晶子生誕130年。130年前に生まれた人の肉声を聞けるなんて・・・すごいことではありませんか!
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by kira_hoshi | 2008-10-08 23:12 | 本を読む