「ほっ」と。キャンペーン

<   2011年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

岩手と宮城、行ってきました。④

花巻から釜石線に乗って遠野に向かいました。遠野といえば、柳田國男の「遠野物語」で知られる民話の里。私も何度か訪れながら、その昔話の世界にひかれるようになりました。今では知人も増え、みなさんにお会いしたくて訪れるようになっています。
f0135222_0325637.jpg


遠野市では、人々の暮らしの中で生まれ、受け継がれてきた豊かな文化資源を、調査研究・活用するため、遠野文化研究センターを今年4月に設立しました。そして3月の東日本大震災を受けて、「文化による復興支援」として「三陸文化復興プロジェクト」が始まりました。今回ご縁があって、そのお手伝いを少しだけさせて頂きました。
f0135222_0332162.jpg

このプロジェクトには、「献本活動」と「文化財レスキュー」の2本の柱があります。
「献本活動」は、被災地に本を届ける活動なのですが、まずは遠野に全国から集まった献本を分類してデータ化し、分類番号に基づき整理保管します。そして、受け入れ先の要望に沿って贈呈するというシステムです。
私がお手伝いに行った時点で、20万冊近くの本が全国から集まっていました。お手紙入りの箱もあり、送り主の“想い”を感じました。そしてこれを整理するセンター職員やボランティアの方々も、“想い”をこめて作業しています。全てが手作業なので、山のように積まれた段ボールを見ると気が遠くなりそうでしたが、ゆっくり少しずつでも“想い”をこめて作業することが大切なことなのですね。
また、「文化財レスキュー」は、大槌町の古い記録をきれいに修復するというもの。こちらは、津波をかぶった資料を、乾燥させて塩をはらい、洗浄しまた乾かす・・・という作業が行われていました。こちらも、大変な仕事です。でも、作業が終わった資料を見て、きれいに修復されていることに感動!私が見せて頂いたのは、明治や大正時代の議会記録など、昔の人の生きた証になるような大切な資料ばかりだったので、これ等が残ったことは、町にとって大きな励みになると思いました。
このプロジェクトについては、遠野文化研究センターのHPをぜひご覧ください。なお、献本については受付していない本もありますので、詳細をご確認ください。

遠野は地理的に沿岸部に近く、震災直後から救助の前線基地になっていました。今も、多くの人が国内はもとより外国からも遠野を訪れ、沿岸のボランティアに向かっています。人や物資の支援はもちろん、文化の支援も行われていることは、「民話のふるさと遠野」らしいです。

その遠野の「三陸文化復興プロジェクト」について、遠野文化研究センターの職員さんからお話を聞く会が、10月10日(祝)に京都市中京区のウィングス京都で行われます。語り部さんによる昔話もあり、じっくりと遠野を知って頂く会になると思います。
詳しくは
、カッパ研究会http://www.kappa-kyoto.vis.ne.jp/
語りの里実行委員会http://katarisato.exblog.jp/
(なお、9日開催の「語りの里」第6弾はすでに定員となり、締め切りとなりました。ご了承ください。)
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-29 00:22 | 希望郷いわて

岩手と宮城、行ってきました!③

9月21日、花巻の賢治祭は、南城小学校の体育館で開催されたようです。
20年前に初めて花巻を訪れた時、幸運にも賢治祭に参加することができたのですが、今では比叡山の賢治忌に参列するようになり、花巻にはおじゃますることができません・・・。
ドラえもんの「どこでもドア」があれば両方に参加できるのですけど。

ところで、ブログのUPが停滞しているうちに、東北旅行から一月が経とうとしています。
なかなか進まなくてごめんなさい。今日は、賢治さんの贈り物のはなしです。

今回、花巻に行くにあたって賢治さんのビッグ・プレゼントがありました。
それは、「賢治の世界セミナー」(以前の「風のセミナー」)で、2つの学校に行かせて頂いたことです。
実は、京都を発つ1週間前に宮沢賢治記念館からお話を頂き、本当にびっくりしました。
このセミナーは、宮沢賢治についてこどもたちや市民が学ぶもので、2年前には私は3つのセミナーに参加させて頂き、とても心豊かな時間を過ごしました。それだけに、未熟者の私が担当させて頂いていいのだろうかと悩みましたが・・・賢治さんのビッグ・プレゼントだと思って、覚悟を決めてお引受けしました。
そして、とっても楽しかったです~!
ひとつの小学校では、「どんぐりと山猫」を読んで、皆で詩を読んで遊びました。家から持ってきてもらった「音の出る道具」は、いろいろな工夫があって面白かったし、みんなとてもよい声で詩を読んでいました。
もうひとつの学校、前田小学校では、全校13人のこどもたちと一緒に、又三郎の「どっどど」の詩を楽しんだり、「セロ弾きのゴーシュ」を聞いてもらったりしました。
この前田(まえた)小学校、今年度で残念ながら閉校になってしまいます。ブログでのご紹介に許可を頂いたので、ここで校内をご紹介しますね。f0135222_0181473.jpg
実は、テレビドラマ「鬼ユリ校長走る!」の舞台、「太陽小学校」として撮影が行われた小学校なんです!
f0135222_0194016.jpg




廊下には出演していた樹木希林さんや渡辺まりなさんのサインが・・・!



そして卒業制作などで、賢治さんに関する制作がたくさん残されていて、校内の壁や体育館は賢治さんの世界で飾られていました。
f0135222_0203693.jpg


f0135222_02368.jpg
大沢温泉と鉛温泉の間にあって、すぐ近くに豊沢川が流れています。なんだか、「風の又三郎」の学校みたい、こどもたちもシャイな山のこどもたちです。
それにこのネコのイス、セロ弾きのゴーシュにぴったりで、使わせて頂きました。(用務員さんの手作りだとか)学校内のあちこちに、賢治さんの世界があって、とても楽しかったです。次の春、こどもたちは新しい学校へ巣立っていくのですね。
きっと、この校舎の風景は、こどもたちの心にずっと残ることでしょう。

そしてもうひとつ、花巻に行くとおじゃまする、いつもの小学校にも伺いました。
初めておじゃました時には1年生だった子が、今年は6年生になっていて・・・なんだか感慨深いです。
私はちっとも大きくならないのですが(笑)、こどもたちは確実に成長しています。私には何もできませんが、いつも先生方やこどもたちのサポーターでありたい、と思いました。
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-26 23:58 | 希望郷いわて

岩手と宮城、行ってきました!②

9月21日は賢治さんの命日で、毎年この日に、京都では比叡山延暦寺の賢治さんの歌碑前で法要が行われます。ところが今年は、台風15号の影響で会員の参列はできなくなってしまいました。
台風の影響が広範囲にわたり心配です。どうか、どうか、大きな被害がありませんように・・・。

f0135222_23523048.jpg8月末に花巻を訪れた時、宮沢賢治記念館におじゃましました。季節柄、修学旅行生も多く記念館はとてもにぎやかでした。でも、周囲の風景はとても静かで心が休まりましたし、記念館の皆さんとおしゃべりして、とても温かい気持ちになりました。私にとって賢治記念館は、そんな場所になっています。
いつもおじゃまする図書館にも遊びに行きましたが、こちらでは、図書館ボランティアの皆さんが手掛けておられた大型紙芝居が出来上がっていました。小学校での披露を待つばかり・・・私も見たいです!

今回、一関で初めて途中下車しました。お目当ては「石と賢治のミュージアム」。賢治さんが勤めた、旧東北砕石工場の建物や坑道も残っています。f0135222_2353556.jpg
入口からして、もうすでにわくわくする感じだったのですが、中の展示もとても楽しかったです。
何しろ、親切にご案内してくださった方が・・・館長さんだったのです!おかげで工場主・鈴木東蔵と賢治さん、石と物語、の関係がとてもよくわかり、またちょっとだけ石が好きになりました。
そういえばこの夏、静岡の奇石博物館にも久しぶりにおじゃまして丁寧な説明をして頂いたところでしたが、一関でも改めて、「石」に関わる方は、とても誠実な方が多いと再確認!!
賢治さんに関する図書も充実していますし、ぜひまた、ゆっくりお訪ねしたいです!
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-21 23:53 | 希望郷いわて

「朗読お茶会」と「宮澤賢治の童話語り」終了しました。

2日続けて、大切な朗読会がありました。

四条京町家「朗読お茶会」は、変わらず続けていられることをうれしく思います。
お客さん、町家スタッフ、お手伝いしてくださる皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
今回は、「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)を1時間に短縮して読みました。
「銀河鉄道の夜」は、いつも声に出して読みながらいろいろな思いが浮かんでくるのですが、今回はひとしおでした。未完の物語ですが、その先は、ジョバンニではなく読者それぞれの「今」が続いていくのでは・・・と思ったりして、今回は特に、「私はこれからどう生きていくのか」ということを考えながら朗読していました。
私の人生も、まだまだ未完なので(笑)、これからこの答えを探しながら進んでいくのですね。
きっと、いっぱい迷ったり悩んだりしながら・・・。

そして今日は、日本民家集落博物館の岩手の南部の曲がり家での朗読会に、チェロの三宅かおりさんと行ってきました。
f0135222_012530.jpg

豊中市の服部緑地公園内にある民家集落博物館は、昔の家の佇まいと季節ごとの風景にとても心が安らぎます。なんだかなつかしい気持ちになるのは、私だけではないと思います。
それは、学芸員さんやボランティアさんたちがこの風景をとても大切にしておられ、努力しておられるからなのですね。訪れる度に、なんだか「帰ってきた」という気持ちになるのが不思議です。

f0135222_04710.jpg今年は、「セロ弾きのゴーシュ」をチェロと一緒に語りました。ちょっと記憶があいまいになってしまったところがあるのですが、曲がり家の土間でリラックスして気持ちよく語っておりました。かおりちゃんのチェロの音色も、足元の板の間を通して響いて、私、まるでゴーシュに出てくる動物たちのように気持ちよくなっておりました。
お越しのみなさんも、気持ちよかったのではないでしょうか?

さあ、明後日21日は、比叡山での賢治忌です。
今年もお山に上がります。
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-19 23:59 | 宮沢賢治

岩手と宮城、行ってきました①

ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、8月末に岩手と宮城に行ってきました。
たくさんの人に会って、たくさんおしゃべりしてきました。
賢治さんのふるさと花巻や民話の里・遠野では、いつもと変わらぬ風景に少しほっとしました。
でも、知人のみなさんとおしゃべりしてみると、心の中にはいろいろな思いがあって・・・ただただ、お話をお聞きしながら、私もいろいろなことを感じました。

f0135222_0103143.jpgさて、花巻のみなさんと盛岡観光に行きました。「盛岡てづくり村」では、盛岡冷麺や南部せんべい作りをわいわいと体験して食べました。おいしかった~!(笑)
村の中には、木工や染め物、南部鉄器などの仕事場もあり、職人さんの作業も見学できるようになっています。こどもたちの社会見学も多いそうです。


f0135222_8424186.jpg
そして小岩井農場では、牛乳工場でおいしい牛乳やヨーグルトを頂きました。工場の窓から見える狼森(おいのもり)に大感激!ほんとに狼が寝ているようです。

そしてその後は・・・桜山神社参道にある「白龍(パイロン)」で「じゃじゃ麺」!
うどんのような麺の上にきゅうりやねぎ、生姜、そして肉みそ・・・すごいボリュームでおいしかった!最後に生卵を割りいれて麺のゆで汁を入れると「チータンタン」というスープになるのですが、おなかいっぱいだったので味見だけ・・・。
気がつけば、盛岡観光はいつしかグルメ旅行になっていました。(笑)

賢治さんが「注文の多い料理店」を出版した光原社も、岩手大学の農業教育資料館も、賢治さんを感じられる場所でした。農業教育資料館の建物は、国の重要文化財に指定されています。このような建物が保存され、さらに資料館として公開されているということ、とてもすてきなことだと思いました。閉館時間に追われて、賢治さんの資料も駆け足で見学したので、またゆっくり訪ねたいです。
f0135222_0122590.jpg

これから秋の行楽シーズン、町や村では祭りもありますし、いっそう賑やかになりますね。
早くも・・・また行きたいです~!
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-18 00:16 | 希望郷いわて

朗読お茶会、民家集落博物館のお知らせ

8月末~9月初め、東北に行っておりました。
またゆっくりご報告したいと思います。

とりいそぎ、朗読会のお知らせを2つさせて頂きますね。


■四条京町家「朗読お茶会」vol.56~銀河鉄道の夜~

 日時:9月18日(日)午後2時~3時
 会場:四条京町家 2階 座敷
 朗読:星野祐美子
 プログラム:「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)抜粋
 会費:大人800円 (高校生以下無料)
 お茶の協力:小嶋あかね(宇治香園)
 *定員20名になり次第締め切り。メザミにメールでお申し込みください。
  mes_amis_mail★ybb.ne.jp(★を@に変更してください)

「朗読お茶会」は、おかげざまで7周年を迎えました。
これからも、町家の風情を感じながら、続けていきたいと思っています。



■朗読&チェロ「宮澤賢治童話がたり」

 日時:9月19日(月・祝)午後2時~3時
 会場:日本民家集落博物館 南部の曲がり家
 朗読:星野祐美子   チェロ:三宅かおり
 プログラム:「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治)その他
 当日直接どうぞ。朗読会は無料ですが、入館料必要です。


  大阪の南部の曲がり家とのお付き合いも3年目となりました。
今年も、9月~11月までいわてフェア!
11月6日には、世界遺産の早池峰神楽の公演も行われます。
ぜひ、あそびにいらしてください!
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-09 08:45 | 朗読のお知らせ

台風12号

台風12号の被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

奈良県十津川村も和歌山県も、以前、ラジオの取材で訪ねたことがあります。
豊かな大自然のめぐみの中に人々の暮らしがあり、地元の方々のお話を聞きながら心が豊かになるようでした。台風の爪痕をテレビで見ながら、とても心が痛んでいます。

復旧が早く進みますよう、お祈りしております。
[PR]
by kira_hoshi | 2011-09-08 08:52 | その他