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朗読お茶会、雪の中ありがとうございました!

f0135222_23593827.jpg「朗読お茶会」vol.59は、朝から雪の舞う寒い日でした。
それにもかかわらずお越しのみなさん、ありがとうございました!
今年は新美南吉の生誕100年そして没後70年。そこで今回、南吉の作品から「お母さんたち」「花を埋める」「でんでんむしのかなしみ」「狐」を朗読しました。
物語に心温まり、小嶋さんの淹れるお茶に体温まり…春もすぐそこに来ているように思われました。

なお皆さんのおかげで、今年度は2回「朗読お茶会」を開催することができました。
皆さんの会費から会場費とお茶材料費を頂き、それ以外を昨年度同様、岩手県陸前高田市のこども図書館「ちいさいおうち」に贈らせて頂きます。詳細は、いずれ朗読ユニットmes amisのHPに記載いたします。「ちいさいおうち」には、先月はじめておじゃましました。多くの人々の思いがこもった、とてもすてきな図書館でした。「朗読お茶会」でも、小さな応援を続けたいと思います。

もうまもなく3月。花巻の大迫(おおはさま)から、雛祭り(~3/3)のご案内を頂いておりました。数年前に、宿場の家々のお雛様を訪ね歩いたことをなつかしく思い出します。春を待ちこがれる人々の心を感じる、あたたかいお祭りでした。北国にも、早く春がやってきますようにねがっています。
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by kira_hoshi | 2013-02-28 00:03 | 朗読のご報告

四条京町家「朗読お茶会」VOL.59

久しぶりに、「朗読お茶会」をします!
今年生誕100年の、新美南吉の作品をいくつか読みたいと思っています。
おいしいお茶もご用意していますので、ぜひお越しください。
(準備の都合上、ご予約をお願いします。)

■四条京町家「朗読お茶会」VOL.59 ~春はもうすぐ~

プログラム:「狐」「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉)他

 日時:2013年 2月24日(日) 14時~15時
 場所:四条京町家 2階 座敷(四条西洞院東入ル 電話075-255-0801)
 会費:大人800円(高校生以下無料) 定員20人、要予約
 朗読:星野祐美子  お茶の協力:小嶋あかね(宇治香園)
 申込:メール mes_amis_mail☆ybb.ne.jp(☆を@に変更してください
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by kira_hoshi | 2013-02-20 10:21 | 朗読のお知らせ

宮沢賢治の時間 4回目


毎年この時期感じることなのですが、久しぶりに会った6年生はとても大きくなっていて…自分が小さくなったように思いました。(笑)もう春から中学生ですね。

今回は、「雪渡り」を群読にしてみました。冒頭のちょっとだけなのですが、先生方と1組と2組、3つのパートに分かれ、全員読むところ、語り、四郎とかん子、紺三郎に分けて賢治さんの文章をアレンジした台本を作り、声を出してみました。
大人のふりしてる6年生…どうかなと思いましたが、やってみると結構楽しくて。
先生方もこどもにマケズ、真剣!(笑)とても楽しかったです。
そして「よだかの星」。
読みながら、不思議な空気を感じました。皆が、し~んとして聞いている、物語の中に入り込んでいる…。
それぞれにいろいろな思いで聞いていたのではないかと思います。
私は、以前はこの物語をとても悲しいと思っていたのですが、この頃はそうは思わなくなりました。それどころか、この物語を読むと勇気が湧いてくるのです。
物語の前半は、ネガティブな気持ちのよだかですが、後半、星になりたくて空に何度も飛び上がるくだりは、心身ともにだんだん強くなっていくようです。よだかにとって星になるとは、星が夜空を照らすようにどこかで誰かの役に立つ、ということなのではないでしょうか。
最後に星になり、「そして今でもまだ燃えています」と読み終わると、なりたいものに自分の力でなったよだかに「がんばったね。」と言ってやりたくなります。その場面は、声に出して読むと力が入り、私も人生がんばらなくちゃと思うのですが、その気持ち、6年生に伝わったかな???

次の時間は5年生。「葉っぱのフレディ」(レオ・バスカーリア/ みらいなな/訳)を読みました。こちらも、皆、じっと耳を傾けてくれていて…うれしかったです。お互いに、本を通じて気持ちがひとつになった、という感じでした。

よいおはなしは、心にじ~んとしみます。そして心の中でそっとふくらんで、いつの日か「何か」になってどこかに飛んで行くのです。その「何か」ってなんだろう???と楽しみにしながら、これからも過ごしていきたいです。
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by kira_hoshi | 2013-02-12 17:44 | 宮沢賢治

イーハトーブ 雪の旅 あとがき

2月に入ると、東北各地は雪まつりで賑やかになります。
そしてこの三連休、花巻では「雨ニモマケズ 朗読全国大会」や「わんこそば全日本大会」、その後は大迫の雛祭り…楽しいことがたくさんあります。(また行きたくなってしまいました。泣)

イーハトーブにおじゃまする度に、楽しいことやうれしいことを心の宝箱にしまって帰ってきます。そして皆さんにお伝えしようと、拙い文章でブログに綴っています。
でも震災以来、心が痛むことを見たり聞いたりした時は、言葉にならず、心の中にしまったままでした。
そのままふたをして、そっとしていました。でもそれではいけない、そうしているといつか忘れてしまうことになるのではないか、と思うのです。

昨年、心に深く残った体験があります。
司会をしたある催しで、被災地の方々に接する場面で、言葉が見つかりませんでした。一言に思いを込めなければいけない時に、その一言が…。皆さんのことを考えると簡単な言葉で済まされない、そう思うとどうしても言葉が出てこなかったのです。
そのことで改めて思いました。今、言葉にならなくても、これから先、言葉にしようと努力しよう、そうすることでずっと思いを持ち続けよう。
そして自分の目で見たこと・耳で聞いたことは、時間をかけてちゃんと言葉にしたいと思います。誠実な言葉を探して、伝えていきたいと思います。
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by kira_hoshi | 2013-02-06 17:32 | 希望郷いわて

イーハトーブ 雪の旅 後編<陸前高田>

ずっとお訪ねしたいと思っていた場所がありました。
津波の被害を受けた陸前高田市の、竹駒に、2011年11月に開館したこども図書館「ちいさいおうち」。
盛岡市のNPO法人うれし野こども図書室が、東京子ども図書館の支援を受けて運営しているトレーラーハウスの図書館です。
絵本「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン)のイメージそのままのちいさな図書館を、一度お訪ねしたいと思っていました。

今回、大雪後の快晴の中、花巻のお友達に連れて行ってもらいました。
海に近づくにつれて空の青が濃く、雪が少なくなり…同じ岩手県内でも内陸と沿岸はこんなにお天気が違うのですね。
高田の海沿いの悲しい光景には、胸がつぶれる思いでしたが、仮設商店周辺の人の賑わいには明るい気持ちになりました。
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「ちいさいおうち」は、コミュニティーセンターのすぐとなりに、ちょこんとかわいく建っていました。
扉を開けて思わず心がときめきました。なんてかわいい、そしてわくわくする空間なのでしょう。
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20畳ほどの広さの部屋をぐるりと本棚が取り囲み、絵本がたくさん…。どの本もどの本も「読んで!読んで!」と声をかけているような、温かい雰囲気です。
お昼ごはんでこどもたちがいない時間帯だったので(内部の写真も撮らせて頂きました)、スタッフの方が丁寧にご説明くださいました。こちらでは、こどもたちが自分の家のようにくつろいで本を楽しんでいるそうです。だから、読み聞かせスタイルも一対一で、家のように…。スタッフの皆さんが、コミュニケーションをとりながら一緒に本の世界を楽しむことを大切にしているのだそうです。
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机やいすも、カウンターも、この部屋に合わせて家具職人さんが作ってくださったのだとか。「ちいさいおうち」には、たくさんの皆さんの思いがいっぱい入っています。
隣には、昨年12月に開館したログハウスの陸前高田市立図書館。こちらは、北海道の団体からの寄贈で、大学生がたくさんやってきて作ってくれたと聞きました。木の香りがして、とても居心地がよかったです。
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現在、陸前高田市にはこのログの市立図書館の他、支援団体が運営する図書館が3館あるそうです。
(なお、収蔵スペースが不足しているため、図書の寄贈は受け付けていないそうです)
そして陸前高田市のHPによりますと、図書館建設のために「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」を行っているそうです。図書館建設のために、読み終えた本が役に立つのだそうです。またひとつ、私にもできそうなことを見つけました。

帰ってきてから、「ちいさいおうち」で聞いたことを、心の中でリフレインしています。
一人ひとりに合わせて一緒に本を選び、楽しむことの大切さ…。それは、その子の心にじっと寄り添うことなのだと思います。私も、どこにいても、誰とでも、いつもそういう気持ちでいたい…と思いました。
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by kira_hoshi | 2013-02-02 20:39 | 希望郷いわて