8月27日、賢治さんの(生きていれば)114歳の誕生日の日に、イラストレーターの皆さんの「宮沢賢治展」(
ギャラリー菊)にて朗読させて頂きました。
毎年、東京のバートックギャラリーで開催されてきた賢治展でおなじみの友人、
村上佳子さん・古夜冬考さんのお二人、そして大阪の
徳治昭さん、そのほかにもたくさんのイラストレーターさんが賢治作品を題材に作品を展示しておられました。その作品に囲まれて、「銀河鉄道の夜」を読ませて頂きました。
いつものことながら、みなさんの絵に囲まれて読むのは、とても幸せな時間であるとともに、それぞれの方の思いも伝わってきてとっても緊張します。お越しのみなさん、ありがとうございました。
私の手元にある一番古い「銀河鉄道の夜」の文庫本は30年ほど前のものです。賢治さんを初めて読んだのは、この作品でした。ページは茶色に焼けて、カバーもボロボロ・・・。でも、引越しをするたびに、なぜかいつも荷物に入っていました。今となって、自分にとってどれだけ大切な物語であるかがわかるようになりました。何事も、そうなるまで時間がかかるものなのですね。そして、そうなってから・・・先がまだまだ長いのですね。
銀河の旅は、どこまでもどこまでも・・・続いていくのです。(笑)