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「銀河鉄道の夜」ニュース③

去年、「風の又三郎」を全編読んだ時は、2時間という長さもさることながら、登場人物のこどもたちの方言に悩まされました。(泣)花巻の方々に聞いたり、俳優さんの朗読を参考にしたり・・・一番のテキストは花巻出身の朗読家・谷口秀子さんの味わい深い朗読CDでした。なかなかその通りにはいかないまでも、おかげでこの方言の部分が大好きになり、賢治さん独特のリズムもわかってきました。
今年は、「銀河鉄道の夜」。相方と2人で読みますし、ほぼ共通語で書かれていますので、精神的には大分楽です。でも、問題は“音楽のような言葉をどう表現するか”でしょうか?
音楽を聞きながらそれを言葉にしたり、森や野原を歩きながら詩を創ったという賢治さん。
賢治さんの生み出した言葉は、声に出して読んだ時に音楽のように感じることがあります。
そして、その情景が心の中に映画のように浮かんでくるのです。それを、私達が朗読した時、みなさんの心のスクリーンにどんな風に映るでしょうか?
10人いれば10の違った映像があるはず。それぞれの心の中に、どんな銀河が現れるのか・・・できることならのぞいてみたいです!
みなさんにとって見えないものが見え、聞こえないはずものもが聞こえ・・・そんな朗読になりますよう、がんばります!みなさん、31日、ぜひ聴きにいらしてくださ~い!
by kira_hoshi | 2008-08-19 17:38 | 宮沢賢治
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