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先日、6年生のところに行ってきました!
夏休み中に、皆、よく日焼けして背も大きくなったようです。 (私、自分がどんどん小さくなっていくような気がする・・・泣) 今回は、今まで撮った岩手の写真をプロジェクターで映して、皆に見てもらいました。 ![]() 特に、今年行ったばかりの岩手山登山の写真。ミズナラの森、噴煙立ち昇る噴火口、湿原・・・と様々な大自然の姿を、ぜひ見せたかったのです。 その上で、「気のいい火山弾」を、途中省略して読みました。「火山弾」って耳で聞くだけでは想像つかないでしょうけど、岩手山の写真から少しは想像力を働かせることができたでしょうか? 今、何とはわからなくても、いつかどこかで何かにつながって行きますように・・・。 そう願いながら、毎回読んでいます。 2年生にも会いました。1年生の時、伊根町の浦嶋神社に伝わる浦嶋の話をしたことを覚えていてくれました。今年は、浦嶋神社のパンフに載っている玉手箱の写真を持って行ったら大喜びでした。(笑)このようにして、昔話は現代へと夢を伝えてくれるんですよね。今回も京都の昔話や外国の昔話を読みました。なんだか、昔話には国境がないような気がします。こどもたちの顔を見ながら、昔話ってすてきだな・・・と思いました。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-30 20:41
| 宮沢賢治
「グスコーブドリの伝記」の最後の30分でしたが、おなじみの方々に囲まれて、とてもほっこり読みました。今回は、取り乱す(?)ことなく読み終えました(笑)・・・。
この物語は、賢治さんの時代の事実を書いていて、ある意味ドキュメンタリーなのだと思います。 とても重みのある言葉がたくさん出てきて、考えながら読んでしまいます。 そしてラスト、ブドリが「ほめられもせず、苦にもされず」なところがとても好きです。 読み終わって、とても爽やかな気分になりました。 次回のジョイントほっとでの「ほっとna朗読会」は、 10月18日(月)午後15時15分~ 「よだかの星」(宮沢賢治)を読みます。 ぜひ、お茶しにお越しください! ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-29 22:45
| “本のお使い”日誌
23日、「朗読お茶会」を久しぶりに行いました。
プログラムは「グスコーブドリの伝記」(宮沢賢治)。 どうも最後の2ページに弱くて・・・。正気を保てるか心配でした。 そして本番・・・やはりだめでした。どうも淡々とは読めません。 ラストに向かう一言一言が琴線に響き、こみ上げてしまいました。 お越しの皆様、本当に失礼いたしました。 ![]() 今回は気持ちよく声が響き、自分がオルゴールになったような気がしました。(笑) こどもの頃持っていた、木の箱のオルゴール・・・響きが好きで、いつまでも聴いていましたっけ・・・。きっと、町家のお座敷が上手に声を反響させてくれるのですね。 思えば、ちょうど6年前に「朗読お茶会」は始まったのです。 ![]() 会場の四条京町家は、今年6月に100歳を迎え、同時にNPO法人として新しく生まれ変わりました。でも変らず、「朗読お茶会」をさせて頂けることは、とてもうれしいことです。 今回、小嶋あかねさん(宇治香園)のご協力でおいしいお茶を淹れて頂くことになり、みなさんにほっこりして頂きました。 これからも不定期になりますが、「朗読お茶会」を行いたいと思います。 みなさんの温かいご協力を頂き、続けさせて頂いていることに感謝しながら・・・。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-25 23:52
| 朗読のご報告
今年も行ってきました。
9月21日の比叡山・・・。 根本中堂のすぐ横、階段を登ったところに賢治さんの歌碑があります。 「根本中堂 ねがはくは 妙法如来 正偏知 大師のみ旨 成らしめたまへ」 <どうかみ仏の素晴らしいお知恵によって、伝教大師が日本に天台の教えをひろめられ国の平和を守りたいと祈られたみ心にあうよう、どうかみ仏の加護をいただきたい> いつも、お山で賢治さんの法要に参列すると、とても静かな心になります。 それまでの心のもやもやも静かに晴れて、すっきりします。 今年は読経の後、「注文の多い料理店・序」を読ませて頂きました。 毎年のことですが、賢治さんが聞いているかと思うと、ドキドキして必死になってしまいました。(笑)まだまだ修行が足りません。 その後、会食しながら皆さんとお話するのは、なんだか親戚が集まったよう・・・。 賢治さんのおかげで、私も岩手の親戚がたくさんできた気分です。 また来年、お山に行きます・・・。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-23 00:32
| 宮沢賢治
イーハトーブの最終日の朝は・・・大沢温泉で迎えました。
![]() 今回は1泊だったのですが、とてもゆっくりできました。 やはり、ここには不思議な時間の流れがあります・・・。 花巻ではいつもの小学校におじゃまし、朝会でこどもたちに京都の昔話を聞いてもらいました。今回は、「大仏の食い逃げ」「さんねもと天女」、そして伊根の浦嶋神社に浦嶋さんの玉手箱があるという話をすると、それまで静かに聞いていたみんなが大騒ぎ!(笑)そうでしょ?すごいでしょ?そんなことから、京都や昔話に興味を持ってもらえたらうれしいな。いつか伊根町に見に来てね! さてその後は、前校長先生がご案内くださいました。去年の夏も、お雛祭りの時も、花巻を訪れる度にいつもお付き合い頂き、すっかり教え子気分の私です。 そして今回、先生がお連れくださったのは・・・なんと、昨年、イーハトーブ賞奨励賞を受賞した声優の桑島法子さんのご両親のところだったのです!!先生がお父さんの「原体剣舞連」を聞いて感激し、ぜひ私に聞かせて欲しいとお願いしてくださったのですが、あまりにもすてきなご縁で本当にびっくりしました。 お父さんの「原体剣舞連」、体の底からパワーがみなぎってくるようで、とても素晴らしかった。今まで難しく思っていたこの詩の情景が、頭に浮かんできました。改めて、こうして聞かせて頂いたことを幸せに感じました。 そして、お母さんは元祖山ガール。山の話で盛り上がり、とても楽しかったです。 ご両親とお話しながら、桑島法子さんにとって、賢治はこども時代から聞かされてきた大切な思い出なのだと思いました。それが、今の活動へとつながっておられるのですね。とてもすてきなことです。 その後、向かったのは北上川のほとににある「サトウ・ハチロー記念館」。 ![]() 大正・昭和を通じて多くの作品を残した、サトウ・ハチローさんの資料や音源が公開されているのです。 私生活はやんちゃなところ(笑)もあったようですが、「りんごの唄」「ちいさい秋みつけた」「かわいいかくれんぼ」などの詩は、ハチローさんの飾らない正直な人柄から生まれたのですね。特に童謡には、自分のこどもに対する思いが入っていて、そのエピソードに胸が熱くなりました。 旅の終わりに、家族愛について考える機会を持ち、帰りの新幹線の中では心がじ~んとしておりました。 今回もたくさんのよい出会いに恵まれました。いつもいつも、人と出会うために岩手に行っているみたいです。(岩手山も登りましたけど・笑) これも、賢治さんのご縁・・・。本当に、不思議です・・・。 旅のご報告をしているうちに、今年も賢治さんの命日が近づいてきました。 明日9月21日、花巻では賢治祭が、そして京都では比叡山で賢治忌が行なわれます。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-20 09:24
| 希望郷いわて
遠野です~!
遠野物語百周年の遠野は、駅前に水木しげるさんの大きなパネルが・・・! ![]() 3月に雛祭りで訪れたので・・・半年ぶりです。なんだか、だんだん旅人ではなく“帰ってきた”気分になってきました。(笑) 今回も民宿りんどうさんにお世話になり、おいしいお料理と温かいおもてなしを頂きました。観光する時間はなかったのですが、いつもお世話になっている語りべの工藤さのみさんと時を忘れておしゃべりし、すっかり里帰り気分で楽しかったです。 翌朝は、去年の夏お世話になった遠野物語百周年プロジェクト推進室の石田久男さんにもお会いしました。私自身が、去年より、もうちょっと遠野のことがわかってきたような気がして・・・お話しながらうれしくなりました。 そして、向かったのは・・・花巻市の東和図書館! こちらでも図書ボランティアさんや職員さん達と一日中おしゃべりしておりました。 なんだか、おしゃべりしに岩手に行っているみたいです。(笑)一人で旅しているはずなのに・・・普段よりずっと賑やかです。お隣にある産直あおぞらでランチしたのですが、とてもおいしかった~! 図書館では、ボランティアさん達が取り組んでいる紙芝居作りが佳境に入っておりまして、私も仕上げに参加!(でも絵は苦手なので恐る恐る・・・) 東和町では、来春、6つの小学校が1つになります。そうなった時に、物語でこどもや大人が一緒になれたらいいな・・・と、みなさん願っておられるのだそうです。 紙芝居、この秋には小学校デビューするそうです。楽しみですね!みなさん、がんばって~! ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-18 23:54
| 希望郷いわて
![]() なんだかとても慌しくて、気がついたら体重も3キロ減って元にもどりそう・・・。 現実とは、このようなものなのですね(泣)。 せめてブログでは楽しい話を!(笑) 八幡平では、松尾村のからまつ荘にお世話になりました。地元の方がよく利用する保養所で、食事もおいしく、温泉もゆっくりでき、何より宿の方がとても温かくて本当にのんびりしました。 さて、岩手山も賢治さんが何度も登った山ですが、とにかくこの周辺には詩や物語の舞台がたくさんあって、何日いても飽きないくらい・・・。 ![]() 実は、20年ほど前に小岩井農場まきば園に来たことがあったのですが、その時は牛と遊んだことしか覚えていません。(泣) 今回は、風景を見ながらひたすら賢治さんの言葉の世界を味わっておりました。 風景ばかりでなく、国土交通省が管理運営する「イーハトーブ火山局」では火山についてよくわかり、まさに「グスコーブドリの伝記」の世界でした。こうしていろいろなことを知ると、賢治さんの言葉がとても深く感じられるようになります。そんなこと、一つひとつがうれしくてたまりません。 ![]() 盛岡でも「啄木・賢治青春館」などを散策しました。 そして、盛岡で登山隊は解散。その後、私が向かったのは・・・。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-17 23:43
| 希望郷いわて
さて、翌日は、ガニ股のまま(笑)八幡平へ!
5年ほど前に、青森・秋田・岩手をドライブして白神山地や十和田湖、奥入瀬などを訪ねた際、八幡平にも行きました。7月だったのでニッコウキスゲの黄とコバイケイソウの白がとてもきれいでした。 ![]() ![]() 今回は、湿原も秋の装い。紫のりんどうがあちこちに目立って、とてもきれいでした。 平坦な木道を歩きながら、この日は余裕の私・・・八幡平の風景を満喫しました! ![]() 歩きながら母とおしゃべりがはずみ、こども時代の家族登山を思い出しました。 毎年、家族4人で夏山に出かけていました。父はちっとも山男ではないので、北アルプスにこども連れで出かけるのはちょっと無謀だったような気がします。 下山の日は大抵、夕方まで歩き続けました。父・弟・私・母の順で、いつも父の背中を見ながら歩いておりました。どんなに道が長くても、歩いていればいつか必ずきっと着く・・・そんなことを父の背中から教えられたような気がします。でも私は、高校1年の時の槍穂縦走を最後に留守番組に・・・。5つ下の弟は、その後も行っておりました。そしてとうとう山岳写真家になってしまったのですが、父は「そうなるために山に連れて行った覚えはない」と怒ったそうです。 父は7年前に亡くなり、その後母は1人でも山に行ってしまう勢いなのですが、そんなに山好きでない私が、またこうして母と山登りをしているというのはとても不思議な気がします。それも、岩手県内は今回の岩手山、2年前の早池峰山、15年ほど前の焼石岳と3峰も・・・。これも、賢治さんのご縁でしょうか・・・。 そして、大事なことを忘れていました!こうして無事に登山できたのは、登山隊の山男さん達のおかげです。 昔、父の背中に教えられた私、今は背後から登山隊長に「とっとと歩け~!」とどつかれながらよろよろ歩いております。これもいつの日か、人生の教えになるのでしょうか??? ![]() ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-14 23:35
| 希望郷いわて
実は・・・猛暑の京都から逃亡し、9月の初めにイーハトーブに出かけておりました。
旅の前後は仕事が詰まってバタバタし、ご報告がすっかり遅くなってしまいました。 イーハトーブも今年は残暑が厳しかったのですが、それでも京都に比べれば快適そのもの。 おいしい空気を吸って帰ってきたら、体重が3,5キロ増!!イーハトーブの空気の中にふくらし粉でも入っていたのでしょうか?いえいえ、おいしいものの食べすぎでした。(笑) ![]() さて、今回の第一目的は、なんと岩手山登山!登山隊は、2年前に早池峰山に登った4人のメンバー。最高齢は私の母71歳!ところが、母は筋金入りの山ガール(笑)で、国内はもとよりヒマラヤやスイスにも出かけております。その娘の私・・・かなり体力に自信がなく、この夏は登山隊長の監視(笑)の下、大文字山でトレーニングを積んでおりました。 そして臨んだ岩手山!コースは七滝コース往復。このコースは変化に富んで面白いというのは隊長の言葉ですが、コースタイムが長くて挫折しそう・・・。 登り始めは、ミズナラ林の道。青いどんぐりが道のあちこちに落ちていました。明るい森でとても気持ちがよかったです。 ![]() ![]() あまりにも大きくてほんの一部分しか写真に撮れませんでした。 ![]() ![]() それを登りきると、噴気の上がる「大地獄谷」・・・西火口の一部です。 ここは火山活動の監視が続けられている場所で、2年前の地震の時には活動が活発になり、一時登山規制もあったそうです。登山道が鉢の外側を回っている箇所があり、一歩踏み外すと下に見える沢まで落ちてしまいそう。怖かった・・・。 地獄の後は天国・・・小さな湿原です。頂上を見ながら木道を歩きます。りんどうの紫が、きれいでした。 ![]() 9合目まで行けば、頂上がま~るく見えてきます。あと一息と思いきや・・・。 ![]() 頂上の薬師岳山頂まではお鉢めぐりです。遠くに見えるのが頂上・・・ひえ~! ![]() お鉢めぐりの道は、修験道の道。なんだか殺伐とした風景です。 ![]() やっと着いた!標高2038メートル、南部富士の頂上です~! 近頃、山では山ガールを見かけますが、私はファッションにはこだわらない方で・・・山はジャージが一番! ![]() 無事登頂してほっとしたのも束の間、下りに入ると途端に疲れが出て、特に大地獄では予想以上に時間がかかりました。行きには何でもなかった道も、帰りには足取り重く、最後は口もきけないくらい・・・ところが母は、軽快におしゃべりしながら歩いていました。恐るべし!元祖山ガール!!(笑) 結局、往復11時間かかって登山口にたどり着いた時は、もうヘロヘロ・・・。 翌日からしばらくは、筋肉痛のためガニ股歩きとなりました。(笑) ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-12 15:04
| 希望郷いわて
9月の秦家は、やっと少し涼しさを感じるようになりました。
格子から庭に風が通って、とても心地よいのです。 ![]() 今日は、親子おはなし会が始まって初めてだれも来ないのかな・・・と思っていたら、よかった~!常連さんが来てくれました。 今日の絵本は 「つきよ」(長新太) 「おじいちゃんのごくらくごくらく」(西本鶏介/作 長谷川義史/絵) 「かぜのでんしゃ」(谷内こうた) 実は他にも絵本を用意していたのですが、リクエストにお応えして「つきよ」と「おじいちゃんのごくらくごくらく」を2回ずつ読みました。好きなおはなしは、何度聞いてもよいのですよね。 こどもは正直で、好きなものには目が真剣になります。そんな目を見ていると、こちらもとてもうれしくなって、何度でも読んでしまいます。 来月は、もっと涼しくなって、町家のベストシーズンかもしれませんね。 毎月、秦家におじゃましながら、家と一緒に季節感を味わっています。 来月のおはなし会は・・・ ☆親子おはなし会vol.6 日時:10月10日(日)午後2時~3時 定員:親子10組 問合:秦家 事前予約をお願いします。 大人は文化財保存協力金300円お願いしています。 ▲
by kira_hoshi
| 2010-09-11 21:53
| “本のお使い”日誌
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ごあいさつ
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