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京都から福島へ

なんだか、何を信じたらいいのかわからなくなってきました。
こうなって気づきましたが、私これまでは、細かいことはともかく、何かしら安心に包まれて深く疑うこともなく過ごしていたのです。それが・・・。
次から次へと、何を信じたらいいのかわからなくなってきました。

私、小さいころ福島県の会津若松市に住んでいました。
当時の友達とは、母親同士がつながりがあるので、これまでも近況は聞いていました。
そんな昔の友達がどうしているのか・・今、とても心配です。
関西では、関西広域連合が協力して被災地の支援に当たっており、京都府は福島県の支援を担当しています。今日、京都府の職員さんが福島県の援助に向かったとニュースで知りました。京都への移動を希望する方々を、バスで京都にお連れするのだそうです。
京都からの援助が、福島の皆さんに安心を届けることができますよう・・・願っています。
# by kira_hoshi | 2011-03-21 23:56 | 京都

石巻で、9日ぶりにおばあちゃんと孫が発見されたとのニュース!
よかったです!!早くお元気になりますように・・・。
そのニュースを見て、孫3人と一緒に暮らしている私の母は、「2人一緒だったからがんばれた・・・」と涙しておりました。母も普段から、知らず知らず孫に励まされて、元気でいることができていますので・・・。

また、危険な仕事を終えたハイパーレスキュー隊の隊員さん。
隊員同士、困難な任務を全うしながらお互いを思いやる言葉、出動前の妻とのメールのやりとりに、胸が熱くなりました。
会見で紹介されたメールの言葉・・・夫婦が互いにしっかりと信頼して結んでいる絆が感じられました。

「人」と「人」の絆は、どんな困難な時にも必ずあると信じています。
何もかもなくしても、新しい絆ができていくと信じています。
今なお辛い状況の中にも、たくさんの絆が結ばれていきますよう、祈っています。
# by kira_hoshi | 2011-03-20 23:36 | 希望郷いわて

京都岩手県人会

今日、京都岩手県人会による街頭募金活動に参加しました。
午前中だけしかお手伝いできなかったのですが、その間に、なんと多くの方々が募金にご協力くださったことか・・・。この震災に心を痛めて何かしなければ、という方々がたくさんいらっしゃるのですね。「岩手に住んでいた」とか「岩手に知り合いがいる」と声をかけてくださる方もいらっしゃいましたし、「福島から避難してきた」という方は「テレビの映像よりももっと大変。とても言葉にできない。」とおっしゃっていました。

午後から「朗読お茶会」があり、四条京町家に向かいました。
いつもと同じように、町家の空気に包まれて朗読することで、心が落ち着くはずでした。
でも、読み終わっても心がざわざわしておりました。今回のプログラム「雛」(芥川龍之介)は、「見世」や「土蔵」が出てきて町家にぴったりな物語だったのに、皆さんにうまくお伝えできたかどうか・・・。また、高村光太郎の「智恵子抄」は、光太郎が智恵子に宛てたラブレター詩を選んだつもりだったのに、皆さんの前で声に出してみると、心のスイッチが違うところに入ってしまい・・・本当に、未熟な私です。

お客さんにお話し、今回の「朗読お茶会」で頂いた会費は、岩手県人会の募金に寄付させて頂くことにしました。また、岩手県と私のご縁を気にしてくださったお客さんが、袋にいっぱいの小銭を「岩手県に」とくださったり、帰りに岩手県人会の街頭募金に協力してくださった方もいらっしゃいました。温かいお気持ち、本当にありがとうございます。

広域にわたる大震災と思うと、岩手県のことばかり言ってはいけないのですが、私も県人会の仲間に入れて頂いて5年ほどになります。賢治さんのご縁で入会させて頂いて以来、夏の鴨川納涼、冬の女子駅伝・・・楽しい行事に参加しながら皆さんと親しくさせて頂いてきました。また、岩手におじゃまする度、大切な人と場所が増えていき、今はすっかり私のふるさとになっています。そのふるさとが、大きな震災に見舞われるなんて・・・。

京都岩手県人会は、明日も高島屋京都店の前で街頭募金活動をします。
また、大阪では関西岩手県人会が21日と25日に難波で、22日には梅田で街頭募金を行います。ふるさとへの支援を、まず、今できることから・・・。
# by kira_hoshi | 2011-03-19 23:08 | 希望郷いわて

プロフェッショナル

今日彼岸の入りに立ち寄ったお寺で、日中法要が行われていました。
震災で亡くなられた方々のために、観光客も先祖のご回向に来られた方々も、一緒に祈りました。

1週間たって、様々な状況がわかるにつれ、命をかけたプロの仕事も耳にするようになりました。
こどもたちを安全に避難させた学校の先生方。
救助に入った警察や自衛隊の皆さん。
被災地で、患者さんの治療を続けるお医者さんや看護師さん。
原発の影響で屋内待機をしながら、利用者さんのケアを続ける介護職員さん。
そして、危険な作業に従事する自衛隊、機動隊、東電の方々。
そんな方々に、遠くからがんばってくださいと言うだけしかできないのは、やりきれない気持ちになります。

でも、今、自分にできること・・・。
明日、午前10時~16時、京都岩手県人会は高島屋京都店の前で募金活動をします。
私もまず、自分にできることから・・・。
# by kira_hoshi | 2011-03-18 23:44 | 希望郷いわて

語りのつながり

昨日、遠野の語り部さんと震災後はじめて連絡が取れました!
全国各地の語り部さんたちから、心配して連絡があるそうです。「語りのつながりってすごいね」とおしゃっておられました。「語り」は本当に、人と人を結ぶ絆なのですね。
お声が聞けてよかった。ご自分は無事だったので、炊き出しのボランティアなどに行っておられるそうです。心身ともに相当疲れていらっしゃるはずなのに・・・。

被災地どこも、被害の小さかった方が大変な方を支えながら・・・もう1週間です。
自宅にいることができても、灯油やガソリンが手に入らない、避難所では灯油どころか毛布が足りない・・・外は冷たい雪が降っているのに。
電気、ガス、水道があるのが、当たり前の生活だと思っていました。でも、被害にあわれた皆さんが、ライフライン一つひとつの復旧を喜んでおられる姿を見ると、普段の当たり前の生活がなんて有り難いものなのだろうと、今さらながら思います。
そして普段の当たり前の生活を取り戻すことが、どんなに難しいことか・・・。

岩手県や花巻市の職員さんに知り合いがいるのですが、頂いたメールから皆さん、自分や家族のことは後回しで災害復旧に懸命です。また、関西には岩手県大阪事務所があって、岩手から職員さんが来ておられますが、関西からの支援呼びかけにがんばっておられます。
ニュースを見ていると、当初から他府県の災害救助隊が救助に入っていましたが、他府県に住宅を用意する準備なども進んでいます。被災地以外の場所での具体的な支援が少しずつ大きくなっていくようです。

京都のある知人から「被災地を思うと(不自由ない生活が)申し訳ない、と思ってしまいますが、そうやって分断して考えるのでなく、ここも地続きなんだ、繋がっているんだと思い至りました。」とメールを頂きました。
そうです・・・つながりが見えてきました。きっといろいろな支援があり、自分にできることもあるはず・・・。きっと!
# by kira_hoshi | 2011-03-18 01:06 | 希望郷いわて